標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

月が見える夜

今日は最高気温が22度ぐらいで寒いほどでしたが、雨の心配のないここ3日ほどは、畑の仕事が楽しかったです。


昨夜も今夜も、段々満ちてくる月がくっきりと見えて、明日も晴れそう。嬉しい限りです。


2日ブログを休んでしまったけど、夜の祭りがあったり、昨夜は野菜の袋・箱詰めに時間がかかりました。


ネギについて、宗旨替えではありませんが、この品種を試してみることにしました。一昨日、松代一本ネギの種が届きました。


『信州の伝統野菜』というものがあって、今俄かには分かりませんが50品種以上かな?


ネギでは、松本一本ネギと松代一本ネギ、、、。一字違うだけですね。どっちにが、いいか?


新たに種を注文するまでもなく、軒下に苗はかなりあります。


一昨日の夜、集落の一つの小山の中腹の「神社」で祭りがありました。傾いた鳥居はあるけど社殿はなし。


祠が六つあって、その前にブルーシートを敷いて長々しい祝詞の後、獅子舞。八墓村の秘密の祭りのよう、、、。集落のセンターに戻って直会(なおらい。飲み会)でした。


昨日の写真ですが、2本の胡瓜支柱のインゲン「マンズナル」。実がなるには、あと20日は待たねばならないでしょう。


このインゲンについては、今年着任の若い女性の営農指導員に、これを出荷できないかと尋ねたのでした。


農協が取り扱うインゲンはモロッコ、キセラ、セレモニーの3品種だけど、「一般野菜として」出してもらっていいですと。出荷要領・規格をわざわざタイプして持ってきてくれました。異例に熱心で気の利く指導員です。


当地の農協が扱う野菜には、すべて「JA 長野」云々と印刷された袋が使われるのですが、東北地方のインゲン「マンズナル」をJA長野が扱うのはどうかってこともあるのでしょう。
でも、よくやってくれました。


私が何故このインゲンが好きかと言えば、まさにまんずなる頼もしさと、美味しいこと、インゲンとしては長くて大型であることです。


胡瓜支柱+胡瓜ネットに這わせる野菜として、今年できがいいのは、ミニトマトのアイコです。前にも書いたと思いますが、なぜか今までより実が大きいのです。


昨日今日は、秋野菜の種まきをしました。明日も、するつもり、、、。


大根、カブ、野沢菜、またまた大根、、、、と、ちょっと狭いかな?と思うのですが、条間60cmです。


種を播く「器具」は、善光寺門前にある七味唐辛子屋の唐辛子の缶です。いろいろな播種小道具を使ってみましたが、これが一番いい、、、。


蓋を回せば、七味唐辛子の粉が出る穴が大きくなったり小さくなったりしますが、播く種の大きさに従って、調節する、、、。当然ですね。


その前に、種を播くのにまず雑草をどうにかしなくてはならない、、、。トラクターがあれば、それを粉砕しながら耕すこともできるけど、小規模の私はトラクターはないし、雑草は今年格別にひどいし、めげるところを、辛抱強くやっているような気もします、、、???


一番には、まったくロクでもない天気だったから思うようにいかなかったけど、こうして3,4日まあまあの天気であるというだけで、楽しく畑の仕事ができます。

冬越しの野菜の準備

8月も終わり、、、。終わり近くになって夏らしくなってきたので、やれやれ、よかったというところです。


直売所に出荷に行ったとき、そこに種袋のラックがあるのですが、冬越しの野菜の種を衝動買いしました。冬菜とか雪菜とか、、、、。


これらは、8月9月に播けば年内に収穫することになりますが、10月の後半以降に播けば、少し大きくなったところで雪の下で冬を越すことになります。


すべてアブラナ科の野菜で、寒さにはとても強い。雪の下で大きくなるってことはなくて、むしろ損傷しますが、しぶとく生き抜く、、、。


そして、春になるとトウ立ちしてつぼみをつけます。それを掻くと、また脇芽が出てくる、、、。要は「菜花」と言われるものです。


私はその菜花をうまく育てることができないんだけど、今年というか来年こそは、それなりの量を出荷すべくがんばりたい。


いろいろな名前の種袋があって、どれがいいのかよく分かりませんね。私は、研究が足りません。


あれこれ考えずに、信州といえば野沢菜、、、その野沢菜を冬越しさせれば、それは立派な菜花です。いま俄かに思いついたのだけど、アブラナ科の野菜で黄色の花をつける野菜は、すべて菜花なんだ、、、と。


まだ一応は夏ですが、冬を越した来年の春のことを思っている私ですが、それは、春4月ごろには出荷できる野菜は何にもない、、、。でも、菜花をうまく育てればそれがいけるし、もう一つは冬越しのほうれん草。冬越しのニンジン、ゴボウ、ネギ、、、、。


段々、戦略的になっていくぞ、、、、。


野菜を収穫したら、それは畑の小屋の前に停めた軽トラの近くに持って行く、、、。小屋に置いたリュックサックにデジカメはあるので、写真を撮る、、、。


ピーマンは、今月25日から農協出荷をするようになってから、ピーマンとしての「良品」は1個40グラムぐらいの大き目なものなんかなあ?と、思い知らされました。40gのものを4個袋に詰めたものが、もっとも市況価格が高い、、、。


ふーん、そうなんだ。1袋4個だけで、いいの。4個ばかりのものが、売れるの?でも、そんならそれで、私が丸ナスについてわざと大き目を狙っているのと同じだから、任しておいてもらいたい、、、。


ラディッシュや大根、、、。特に大根は、これは、秋大根です。8月のうちに収穫するのは、掟破りのようなもので、品質はあまりよくないでしょう。


でも、7月に播いてついこの間から収穫・出荷ってことを始めてしまいました。

収穫したら写真を撮る

毎日毎日慌ただしくて、畑からの帰りがけに写真をちょっと撮るだけという感じですが、少し気を落ち着かせようと思います。


幸いに今週は格別な用事がない1週間で、、、いや、ある、、、木曜日には夕方の祭りがありますが、まあフリーな時間が得られる1週間です。


今日は、野菜を収穫するに従ってその写真を撮りましたが、いま何が採れるかといういい記録にはなります。決して長続きすることはない一時の思い付きですが、、、、、。


ズッキーニは13本採れました。午後直売所へ行ったら、ズッキーニは一つも出ていませんでした。数日前までの雨がちの天気で、どこのズッキーニも凋落したのでしょう。


私の場合は、本来84本、ネズミに食い倒されて70本ぐらいになっていたズッキーニを刈り払いましたが、同時に20数本を新たに育て始めた、、、その株というか蔓がまだ若いので、毎日10本近く収穫できます。


ミニトマトは「アイコ」(サカタのタネの品種)ですが、昨年の四分の一の本数しかないので、これだけしか採れません。


何故なのか分かりませんが、昨年に較べたら、大粒です。こんなに大きな実がなるなら、昨年のようにたくさんつくるべきでした。何を間違えたのだろう。
たまたまこの収穫の時に、NHKのラジオでこども電話科学相談とかいう番組を聞いていましたが、小学生の女の子が、「ミニトマトは、青い時には大きいけれど、赤くなるとどうして小さくなるんですか?」と質問しました。


おや?そんなことあるんかいな?と思いましたが、その子は、毎日観察してノギスで測りました、、、と。解答する先生が、その観察の数字を訊ねたら、その女の子は、赤くなったミニトマトの直径は23cmなんて答えるものだから、話がぐちゃぐちゃになって、質問者もパニくって、そばにお母さんがいる気配でしたが、分かりにくい電話相談になりました。


回答する生物専攻の先生は、熟して赤くなればむしろ大きくなると「思い込んでいるみたいでしたが、果たして、どうか?


「分かりましたか?」、「いいですか?」とまとめようとするアナウンサーの問いかけに、女の子は「はい」とは言わない。納得できないらしい。ノギスで測ったという数値を、ぴたっと分かりやすく言ったら、よかったのに、、、。


私の感想というか、観察、、、。緑というか。白っぽい感じの未熟な実の方が大きく見えることは、あるぞ、、、。


丸ナスとインゲンの「マンズナル」。
ミニトマトもほとんどなかったけど、丸ナスは陳列棚にたった1袋だけ、インゲンはまったくなし。年間6億円ぐらい売るこの直売所、どうなっているの?


丸ナスについては、「これ、もらってもいいですか?」と女性客、奥様、おばさま(3人ではなく、同一人物。1名)が声を掛けてきて、私の出荷用かごからじかにご自分の買い物かごに移されました。


そして、出荷表の私の名前を認めて、この前も買いましたが、お客さんが来て3人の時に、これと同じ1袋でナスの「しぎ焼」をたっぷりいただきました、、、、と、お愛想、、、


でも、うれしいコメントですね。言わずもがのことを、私はその人に言ってしまいましたが、それは、目立つようにわざと大き目のナス、300g超になってから採るんだと、、、、。


でも、自信があります。それくらいに大きくしても、種が口に触るとかいうことは、今のところまずありません。いかにも形の悪いものなど、自家消費しているので、、、、。


丸ナスについては、あの直売所で、私が今年もっとも優秀な品物を出しているじゃね?ぐらいの自負があります。


来年は、どうするか?けっこう難しいナスの種播き・育苗は、するけど、、、100本ほど、早めに苗を買おう。ビニールトンネルかパオパオの被覆で、とにかく苗を大きくする、、、、。


収穫しては写真を撮る、、、、。この新機軸は面白かったけど、いちいちコメントするのは、この辺でやめます。


大根は、5品種を出荷。



オカヒジキは、奇妙、、、。なぜか、さっと売れるのです。今年は18mの穴開きマルチ畝1本だけど、来年は3畝か4畝いこう、、、、。


ツルムラサキは、ちょっと土臭いところがあり、私は好きではありません。今年つくった赤茎は、ダメ。緑茎のツルムラサキでなければ、だめ。


中途半端だけど、では、では。