標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

ズッキーニとソラマメの種まき

今日はさえない天気で、9時ごろまではそれでも晴れ、その後曇り→雨→雪、、、、。


しかし、さすがに3月ともなれば雪はそんなには降らないだろうし(明日は雪の予報)、庭土が黒く現れる場所が日々広くなっています。



庭土が露わになるのはいいが、大量のガラクタとこれから対決しなければなりません。箪笥や棚や衣装ケースのようなもの。軒下には4台の古いテレビがあるし、オーディオ機器も、、、、。


二男が正月に来て、母屋や土蔵から庭に叩き出したものです。その後すぐに雪に覆われて、手の出しようがなくなりました。それらが、再び顕れてきました。


昨日までの作業で、農電マットにはもう置き場所がないので、どうしようか?というところですが、何もしないのは罪深いような気がしたので、ズッキーニとソラマメの種を播きました。


Johnson'sのズッキーニ 35ポット
ソラマメ  140ポット


ジョンソンズのズッキーニ種は、昨年の残り物ですが、6品種混合。うち2品種はブラックトスカとかゴールドトスカとか呼ばれる日本の種苗会社のものとほとんど同じですが、あとの4品種が問題児たちです。


たまたま私自身が直売所にいたときに、お客様は「これ、何?」と驚かれましたが、買っては行かれない。お盆を過ぎて品薄になれば仕方なく買われるようなズッキーニです。


黄色いYFOみたいなのが、特に売れ行きが悪いです。、、、でも、ズッキーニは私の主力の野菜でもあるし、残り種を捨てるのはもったいないし、、、です。


ソラマメは、私が苦手とする野菜で、実際のところこの高冷地ではうまく育ちません。昨年は、ポポロだったかポアロだったか、そういう品種名の1袋をつくって、わずかに5,6袋出荷しただけです。


気づかわしいソラマメ(油虫に好まれます)などに手を出さないのが賢明でしょうが、直売所で種としてではなく食品・豆としてのソラマメを見かけて、つい手を出してしまいました。


ラベルを見ると、同じ長野市内のある地区の産物です。どのようにしたらこのようにたくさんの乾燥豆が得られるか、私には見当がつきません。140粒播いても、なお4分の3くらい袋に残っています。ま、今年はビールのつまみのソラマメに飽食ってことですね。



ポットを収めたトレイの置き場所がないのですが、一部は、二男が放り出した衣装ケースにトレイを入れました。簡易な温室になるでしょう。


それにしても、あの断捨離の大嵐は、私の意識改革のいいきっかけになりました。読みもしない本、汚れている本、父母の本、、、2千冊ぐらいは捨てました。ホームセンターの所定の場所に入れると、重量によりポイントが付きました。

今年初めて畑に行ってみた

午後近くの郵便局へ行き、種苗会社へ種代金の払い込み。


いい天気なので畑に行ってみましたが、まだ一面の雪に覆われていました。畑に行ったのではなく、農道から眺めただけです。


内心に恐れていたのは、畑の真ん中へんにある小屋が雪で倒壊しているのではないかということでしたが、無事でした。よかった。よし、やってやるぞ!と明るい気持ちになりました。

午前も午後も種まきで、幅1.2m、長さ5mの農電マットは、これまでの営みの合計、基本35ポット収めたトレイ19とセルトレイ11枚でぴったり覆われて、もう載せる余地はありません。


これは午前中の様子ですが、その後セルトレイを載せたので、もう1枚も入りません。


パラロッサラディッキオ(要は、トレビス)たねの森 1枚
レッドベンチャーセロリ(赤茎セロリ)たねの森 1枚
ホウレンソウ赤軸サラダ(武蔵野種苗園) 1枚
ホウレンソウ晩抽サマースカイ(タキイ) 1枚
ホウレンソウF1サマースカイ(国華園) 1枚
タケノコ白菜晩抽プチヒリ(タキイ) 1枚
コマツナ河北(渡辺採取場) 3枚


全部200穴トレイで、ものによって1粒播きだったり2粒播きだったりです。


家庭菜園的に少量ですが、それは古種がたくさんあるので均等に袋を早く空にしてしまいたいのと、時間差でまた播くことを目論んでいるからです。いずれにしても、私は種袋をたくさん持ち過ぎで、気が多過ぎのようです。


一方で、近頃は種の値段も高いので、一粒も無駄にしまいと思うからだし、間引きということはしたくないのです。


小松菜の河北などは、間引きはもってのほかです。丁寧に1本ずつ育てて、育て過ぎくらいに大きくすると堂々と1kgぐらいの大株になります。それを直売所にドンと出せば、1粒の種が100円になるのです。


昨日ホームセンターでジャガイモ「アンデスレッド」の種イモを見たので、買ってきました。500gのものが2袋しかなかったので、2袋。割高な種イモでした。1袋398円。


それをプランターに伏せこみました。すでにトロ箱2つに伏せたものがありますが、全体で種イモの量が全然少ないです。もう少したったらキタアカリか何か、5kg手に入れ、これは畑に伏せます。


伏せるというのは育苗する、苗を得るということで、昨年はジャガイモの苗を植えてみたら、粒ぞろいのいい芋ができました。今年も、それです。間引きに抵抗のある私は、種イモを植えて芽掻きをすることなし、一本の芽というか苗も無駄にしないというところを痛快に思います。



チョロギというマイナーな野菜があります。種球も苗も、結構高いものです。50球を格安で入手したので、ちょっと早いと思うけど腐り始めた種球があるのが気になったので、伏せこみました。これは、収穫も大変、洗い立てるのはばかばかしいぐらいに大変ですが、今年は頑張ってやってみます。


調子に乗ってブログ開始の初日に、2回もアップしました。

今年の仕事始め

3月1日の今日を期して、こちらにブログを書くことにしました。
今年はいつもより遅れて、2月25日に軒下に農電マットを広げて、育苗を始めました。


その数日前にエンドウを2品種ポリポットに播いてあったので、それをマットに置きました。7.5センチのポットが35入るトレイで10枚です。


「スナックえんどう」(サカタのタネ)280ポット、「幸姫」(松永種苗)62ポット、合計342ポットで、全部3粒播き。「幸姫」が70ポットなら区切りがいいけど、3袋でそこまではなかったのです。これは、今年初めてつくる品種です。


昨年の記録を見ると、「スナックえんどう」のポット苗は97個売れていました。まだ畑の産物はほとんどない春先に、少しですが売り上げられたのはよかったです。今年は300ポットを目指します。


その後、トマトを4品種、合計314粒。昨年まではまずセルトレイに播種したものをポットに鉢上げしていましたが、今年は最初からポットに播きました。


(1)アイコ(サカタ)62粒、(2)麗華(サカタ)105ポット、(3)ベルナーロゼ(たねの森)42ポット、(4)シシリアンルージュ(パイオニア)105ポット。


昨年は、シシリアンルージュだけでなく、アイコも麗華も、もう2品種のミニトマトも全部放任(ソバージュ)栽培しました。放任で問題無しでした。ただし、放任といっても下の方の3つぐらいは掻いた方がいいかな?それと、株間。今年は1メートルでいきます。


その後、最初のセルトレイ播きはリーフレタス2品種。リトルジェムロメインレタスとルージュディヴァロメインレタスを200穴トレイに1枚ずつ。これらを載せたら、4m長さの電熱マットも置き場所は残りわずかになりました。


3月1日の今日はまだ朝なので、何も活動していませんが、2月最後の2日間には、野菜づくりについて、刺激的で有益な出来事がありました。


27日、かねて「入会」希望を伝えてあったこの地区の野菜農家組合の慰労会に招待されたので、お酒1本を持って挨拶に、、、。仲間入り、認めていただいてうれしかったです。


昨28日、戸隠公民館のセミナーで水谷翔さんのお話をお聞きしました。長野に買い物に行こうとしていたので、妻の聴講も許可していただいたのですが、戸隠のいいところを知って、えらく感じ入っていました。


去年の秋口から、もう他にすることもないので、しぶしぶ(?)ここに来て、私の野菜づくりを手伝ってくれています。今年は、最初から、、、。