標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

エンドウが発芽

朝には6,7センチの雪に覆われていましたが、3月の雪は、気温は今日は上がらないようですが、もう溶け始めています。


昨日は野菜づくりの活動はなし。今日も今のところ、電熱マットの覆いを取っただけですが、エンドウが発芽していたのがうれしいです。



手前の10枚のトレイがエンドウで、その向こうはトマトですが、トマトはまだ芽は出ていません。さらにその向こうのセルトレイでは、ホウレンソウが発芽し始めました。


高冷地のここでも、エンドウなら秋に種まきをして冬越しができます。ただし、早く播いて10センチくらいに伸びたら、そのエンドウ苗はアウトです。雪に押しつぶされ、寒さで凍って枯れてしまいます。


晩秋に種を播き、発芽させないで冬を越すことができるというだけのことです。春に種を播くよりは、いくらか早く育ちます。


昨日届いた『現代農業』4月号に新連載があって私には興味深いし、やる気を掻き立てられました。


島根県のその農家は、畑は12アールだけど340万円稼ぐというのです。畑はまあ狭いのに、何故そんなに大きな売り上げがあるかといえば、屋敷周りで育苗した野菜苗や畑で育てた葉ボタンがよく売れる、、、、。


そんなら、私も軒下で育苗していて、エンドウ苗は出荷しするつもりです。軒下だけでは大規模にはできないので、1枚目の写真に写っているハウスの中を片付けて利用しようかな?今年は間に合わないなあ。


何にしろ、畑は言うまでもないですが、庭にまだ雪がある2月の半ばぐらいから、軒下とハウスの中でなら育苗はできる、野菜づくりを始められるわけです。


家の中に取り込んでいたイチゴの鉢で、どうってことありませんが、もう外に出しても大丈夫でしょう。


イチゴは、私に言わせればしょうもない野菜、いや果物です。年中気を遣っても収穫期間はわずかに2週間です。畑に1畝植えてありますが、それは孫娘が喜ぶのではないかな?と思うからです。


それと、植えてあるのは「とよのか」という人気品種ですから、苗を育てて出荷できるかも知れません。


ランナーがたくさん出るので、その気になり、注意深くやれば、1株から30ポットぐらいの苗は得られるでしょう。

戸隠の竹細工

また冬に戻ったような一日で、野菜づくりについては何もしませんでした。


こんなふうに降り込められると、今日はポットに茄子の種を播こうと目論んでいたのに、やる気も失せました。


午前中は、農家組合というJAの下請けのような役職があるのですが、私はこの組(最小単位で、その上が区です)のその組合長を仰せつかっているので、エクセルで資料をつくりました。


ところが、罫線が印刷されない、網掛け(セルの色塗り)もダメ、文字色は選択できて印刷できるけれどもディスプレイでは色が変わらない、、。そんな思いもかけない不具合です。


実は少し前からそうであって、改めて確認です。こんなことが、あるんだ!天気も悪いし、エクセルは異様だし、気が滅入りそう、、、、。


戸隠公民館の「冬にチャージ」というセミナーの今日は6回目。それが終わったら長野へ、つまり市街へ買い物に行くことにして、前回に引き続いて妻も参加させてもらいました。


今日は、前もってはテーマが不明でしたが、行ってみると戸隠の竹細工のことでした。「地域おこし協力隊」のお一人、栗原さんが竹細工に取り組んでこられたのです。

東京生まれ、埼玉育ちの栗原さんは、3年間竹細工を作って来られた。実演ということで、根曲がり竹を四つに割り、皮をそいだ後いよいよコースターを作り始めました。


10分ぐらいでそれは完成して、前のテーブルの受講者から、こっちの方に回ってきました。


もちろん、今では栗原さんはもっと精巧な作品を作られます。


戸隠の竹細工についはこれまで格別な関心を持ったことがない私ですが、この歳になって
新知識を得られました。


竹細工は日本各地に生産地がいくつもあるところ、戸隠でも職人が高齢化しているけれど、初心者も含めて30名くらい従事している上に、原材料がこれまで管理してきたので地元で得られることは強みだとのことでした。


戸隠蕎麦といえば、そう呼ばれるためにはいくつかの条件があって、一つは竹製の蕎麦ざるに盛られること、一つは「ぼっち盛り」という特別なそばの載せ方、、、。


それに使われる蕎麦ざるが、なんてことはない戸隠の竹細工の一製品に見えますが、作るのには熟練の技が必要とのこと。


もう一つは、根曲がり竹の皮を削ぎますが、そっちを使い、中身の方は大体は捨てられるということ。この二つが、私の新知識、驚きです。今度戸隠蕎麦を食べるときには、じっくりと蕎麦ざるを見てみましょう。

コールラビなど播種

置く場所もないのにガンガン種まきをしています。


一週間ほど前に「ムラ」の集まりがあった時に、することもないのでポットに種まきをしていると話しましたが、その後も状況は同じ、つまり、することもないので、種まきをしています。


今日はコールラビなど、、、。


1 コールラビ  (国華園) 128穴トレイ 3枚
2 紫コールラビ (国華園) 128穴 3枚
3 リーキ (国華園) 128穴 1枚
4 パセリ (国華園) 128穴 1枚
5 ブロッコリー パープルスプラウイティング (たねの森) 128穴 1枚


これで、多分、基本35ポットを納めたトレイが24枚、セルトレイが32枚、プランターが8つではないかと思います。


まったく小規模なものですが、厳冬期に面白がっていた『西郷どん(せごどん)』予習の読書や漢文のちょっとした勉強は、そういつまでも続けられないので、種まきを始めたら、むしろ妻の方が積極的であることが分かって、それに乗じてけっこう楽しくやってきました。


今日種を播いた野菜は、昨日までのものもそうですが、一つ一つに思い入れがあります。やはり、自分が好きなもの、何かしら評価する野菜しかつくりません。


それじゃ、何が嫌いで評価しない野菜かというと、そういうものも格別になくて、要は農薬を使わなくてはまず無理なキャベツや、こっちの栽培技術がなくてうまくできないタマネギ、白菜などは苦手ってことです。


気が多くて、我ながら困ります。イタリアン野菜にも興味があるし、現にイタリアンナスやトマトはつくるし、ハーブもつくります。


今日種を播いたセルトレイは、軒下の簡易温室へ。古毛布など掛けたって氷点下の気温にさらされますが、何とか耐えられる野菜の種を播いているつもりです。


電熱マットを敷いた上にも、古布団、蓆、プチプチ、、、。こっちは、徒長が心配です。


今日は長野県でヘリが墜落、全員死亡という事故がありました、ご冥福をお祈りします。


会見する阿部知事の表情も悲痛でした。それに比べては悪いけど、大阪の知事のあの表情は私は好きではありません。もっとひどいのは安倍さんです。