標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

畑にテント

こちらでは台風の暴風雨もなくて、助かりました。


収穫間近の品種のリンゴを採るか採らないか、リンゴ農家はむずかしい判断を迫られたと思いますが、昨日直売所への出荷で長野市街に下った際には、急いで収穫する様子は見られませんでした。


台風一過の青空ですが、昨日の写真で、昨日はブログは休みました。


2か所への出荷や買い物で、美しい秋晴れのけっこう長い時間を、畑ではなく長野市街で過ごしてしまいました。


そのことが残念な感じがしたので、夜もけっこう遅くなってから、セルトレイに種を播きました。


「三陸つぼみ菜」の種を、200穴トレイに2粒ずつ播いたら、4枚のトレイに播くことができました。150円+税の安い種で1600粒入っていたわけです。


つぼみ菜は、要は菜花であり、次々と伸びてくる花茎を掻いて収穫するのですが、1600本を理想的に育てれば、1本というか1株が100円にはなるでしょう。そうすると、150円+税の1袋で、16万円の売り上げを上げることができる、、、、。


獲らぬ狸の皮算用の夢想ですが、原価を安くして、あまり手もかけずに売り上げを上げる方法を考えるきっかけになりました。


もう一つは、100円ショップでは種袋二つを100円+税で売っています。その安さから、古い種を袋詰めし直しているのだろうと、今まで私は考慮外でした。


ところが今回買った大葉春菊と三池高菜とは、16mと私の畑では最も横幅が短い区画に播いたのですが、様子を探りながら播き始めたら、どっちも1条(列)では足りない、つまり種が多過ぎることが分かり、結局どっちも2条ずつ、、、、。売り上げはいくらになるか見積もりできませんが、16mの種代がたった25円+税という安さは、実に痛快です。


種代が安けりゃ安いほどいいという話ではなくて、栽培のし易さ、栽培にかかる手間、栽培期間の長短、興味深さ、販売単価の大小、、、、。


今さらではないですが、ひたすら有利な野菜を探し出して行こうというのではないけど、ちょっと考えるきっかけの葉菜の3品種です。


私の場合は、今年ピーマンを小規模だけど250本ほど育てて農協出荷も初めてやってみて、ピーマンがいけるという実体験、それと、ソバージュ栽培のミニトマトはもっと行けるだろういう感触を得ました。


ミニトマトは、今年はわずかに10m×両側で20mに過ぎないけど、来年は18m×両側×3本で行こうかな?


そうなると、毎日ピーマンとミニトマトの収穫と袋詰めに、かなりの時間をとられるなあ、、、、。

今日はTさんの手伝いの日で、いろいろなことをしてもらったり、一緒にしました。


その中でも、工作が苦手な方の私一人では自信がない作業として、貰い物のテントを、畑の小屋の前に張るということがありました。


Tさんは定年後に、戸隠キャンプ場で働いたことがあるので、こういうことは、まさにお手の物です。ただし、これは宿泊用のテントではなく、バーベキュー用、、、また、ここに泊まるなら、この中にドーム型などのテントを張る必要があるそうです。それは、そうですね。


私は、23日に大学の時の旧友が6名、私のこの手入れの行き届かない畑に来ることに、私がもちかけた行程の一つではあるけど、段々「緊張」していました。


二つの袋に入っていて、一体どういう形のものかも知らなかった『テント」が、張ってみればこういうものか。


これ、いける!天気のことも気にしていて、気にしても、雨なら雨でどうしようもないのだけど、これがある以上、ここに駆け込めばいい。7名が3年ぶりに再会して、「乾杯!」が、できますね。


戸隠に来てくれる6名の中の3名は、30年以上前の私の結婚式にも来てくれたのですが、前日の彼らの驚くべき行動を思い出しました。


結婚式の会場は、善光寺の裏手にあって、そこに私が宿泊の手配をしました。宿泊料金は、まず、私が払ったのではないですね。


長野駅に降りた彼ら3名は、中央通りを北に向かって歩くのに、ここはよさそうと見た蕎麦屋6店で蕎麦を食べたのでした。


このことは今日ではなく2週間も前に思い出したので、定宿となっている宿坊に宿泊人数の確認の電話をした時に、夕食の蕎麦のお替わりについて聞いてみました。


どうぞ、どうぞ。好きなだけ、お代わりしてください、、、と。追加料金、なし。飯櫃にあるご飯を、旅館などの朝食でそうであるように、どれだけよそって食べようが構わない感じで、対応してくれるようです。


蕎麦は、前もってどさっと出しておくわけにはいきませんが、蕎麦店とは違う、宿坊のこのお替わり自由を、私が今回まで知らなかったのは、申し訳なし、、、。

ピーマンのおかげで忙しい

今日のフラッシュ撮影は2枚だけです。


昨日は畑で撮ってきたけど、今日はそれさえもできず、畑から家に帰ってから、、、、。

去年までもピーマンは、直売所への出荷品目でしたから、いろいろな品種を育てましたが、当地のJAの指定品種「京波」は、ガラガラと実る点で実に優秀です。


ピーマンてこんなになるんだと、驚いています。しかも私の約250本のピーマンは、他の生産者より多分初期生育が遅れた分、いまが収穫最盛期です。


これを夜に袋詰めして、30袋を段ボール箱に詰める。2Lなら4個で160gになるように、Lなら5個で同じく160gになるように量っておいて、袋詰めです。


この地区はピーマンづくりが盛ん、、、というか、他にこれといった産物はないので(ミニトマトを作る人もそれなりにいますが、、、)、仕方なしにピーマンでもってところでしょうかね。


お祭りの後の慰労会などで古老に話を聞くと、以前はピーマンを1000本ぐらいつくる家が多かったと言います。


田舎を離れていた私の印象も、そんな感じです。


枝豆ですが、私は栽培が苦手です。うまくいったことがない、、、。出来そこないの枝豆を自家消費するばかりでしたが、それにも飽きる、、、、。


そんな関わりようだったけど、先週畑の手伝いに来てくれた日に、Tさんが枝豆をいわばチェックしてくれて、「これ、いけるじゃないですか。なぜ出荷しないんですか?」とプッシュしてくれました。


それで、少し出荷したら、さっと売れた。わずか3袋だけど、、、(笑)


直売所への出荷の話に移っているのだけど、ピーマンの農協出荷にも手古摺るのに、直売所となると、私は多品目出荷の方なので、そこでまた、直売所に持って行くためには、野菜の種類ごとにもちろん目方は違うし、それを入れる防曇袋は違うし、慌ただしいなあ。


8月の半ばぐらいから、たいした売り上げでもないのに、なんか忙しいのです。


では、来年はどうするか?


妻の負担、疲れもあるので、畑仕事をしながら、考えなくてはなりません。

ラジオ文芸館

今日は精勤の一日でした。朝6時に畑に行き、畑を去ったのは夕方6時でした。


ピーマンの農協出荷は、毎週土曜日は集荷なしなんですが、直売所への出荷も自分からやめておきました。


明日以降は台風で2日ぐらい畑に行かれないかも知れないので、雨の心配のない今日一日は畑で頑張ろうと、、、、。


夕方6時といえばもう薄暗くなります。その中で鮮やかな黄色のキクイモの花も、シャッターを切ればオートでフラッシュ撮影となりました。


今日がんばって種まきをしたのは、小屋の裏手の④の区画で、10条(列)にニンジン、ゴボウ、三池高菜、青梗菜、大葉春菊です。


これでこの区画には、60cmというやや狭い条間で、合計23条種まきをしたので、我ながら少し達成感を覚えます。


あと7条ぐらい、この区画には種まきができますが、一週間前には雑草に覆われていたところを、いわば開墾してここまでもってきたので、いい気分です。


小さい方の管理機で辛抱強く耕して、下の方へ下の方へと、耕すにしたがって、善光寺門前に多分江戸時代からある店の、七味唐辛子の小さなスチール缶に入れた種を播いていきました。


播いた種が芽生えるかな?と、ちょっと心配になりますが、それは、問題ないでしょう。


この区画の隣の①の区画に先週播いた19条は、こんな感じになっています。今後、間引きと除草と土寄せがどこまでできるかが問われますが、がんばろう。


タイトルのことは、きちんとタイプする熱意を失いかけていますが、、、。


私は土曜日の朝のNHKラジオのこの番組が好きで、しかも、畑で作業をしながら聞くのが特に好きです。


今日の担当(朗読と企画)は真下アナウンサーでしたが、登場人物のセリフの東北弁が、すごい!よくこのように話せるなあ!


先週の角田光代さんの『鳥を運ぶ』の朗読もよかったです。


かなり前、数年前のことですが、石沢典夫アナウンサーが藤沢周平の短編を朗読するのを聞いた時には、畑に立ちつくして、作業などできなくなりました。神品だ!と思いました。


NHKのラジオ番組では、毎回聞くのではありませんが、これが一番いいです。担当となったアナウンサーが、渾身の力を込めて、準備し、読んでいるという感じが伝わってきます。