標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

小葱の「わかさま黒」

午後から雨が降る予報だったので、9時ちょっと前に出発して福平の畑に行きました。


軽トラには5枚のセルトレイを載せ、昨日穴あきマルチを張った2本の畝に苗を植えようというわけです。午後から雨になるのはむしろ幸いで、植えたら如雨露で水やりはするけれど、自然の雨は何故か植物の生育を促す感じがします。


①の区画の最下部の畝(第1畝)には、秋に植えた300本のタマネギがあり、何も植わっていなかったマルチの穴には小松菜の「河北」を定植しました。それは10日以上前のことですが、『野菜づくりノート』に記入なしです。


今日持っていった苗は、第2、第3畝に植えるのですが、右側の第2畝はリーフレタス類の畝にすることにして。きのうサニーレタスを植え終わり、ロログリーンを途中まで、、、。


今日は、この第2畝は妻の担当で、ロログリーンの残り苗に続いて、持っていった「リトルジェムロメインレタス」か「ルージュディヴァロメインレタス」のどっちかを植え終わりました。


私は、左手の第3畝に、小葱の「わかさま黒」の苗をガンガンと雑に、セルトレイ4枚分を植えました。軽トラに載せた苗の5枚分が、小雨が降りましたが、狭苦しいトレイの穴の中ではなく、畑に植えられました。

小葱というものは、私には馴染みが薄かったのですが、昨年はじめてこの品種をつくってみました。


何しろ、ふつうは土寄せを2,3回はしなければならないし、雑草は取らなければならないし、年中需要があるネギが私の苦手な野菜の一つでした。


「わかさま黒」を育てて、初めて昨年ネギを出荷することができました。いわゆる太ネギは、自信がなくて1本も出荷できませんでした。ネギぐらい出荷できなくて、どうする?という体たらくです。


わかさま黒は、南池袋に本社がある武蔵野種苗園という会社の商品ですが、タキイ種苗やサカタのタネのような大手の会社でないところに、特色のある優れた商品があります。まあ、当然ですが、、、。つまり、何か変わった、いいものを持っていなければ、太刀打ちできないですからね。


武蔵野種苗園のもので、私がもう一つ高く評価するのはニラの一つで、それは「ワンダーグリーンベルト」というハウス栽培用の品種です。私は、それを高冷地の畑の露地につくっていますが、それを播いて育てたら、ニラも初めて私の出荷品目の一つとなりました。


ホームセンターなどでよく見かける「大葉ニラ」「広葉ニラ」などという名前のニラの種では、出荷できるようないいニラにはなりません。断言するのも、変ですが、、。


こうして、①の区画は下の方から上(北)に向かって植えていきますが、第4畝にはすでに全長にコールラビ2品種が植えられており、第5、第6畝はニラのワンダーグリーンベルトです。区画の全面に何かが播かれたり定植されたりすれば、やれやれと達成感を覚えることでしょう。


まだ分かりませんが、何か今年は、通路や法面を除いたら4反分(40アール)の福平の畑ですが、ひょっとしてコントロールできるのではないかな?と、思わないでもありません。


今年いちばん最初に取り掛かったのは⑦の区画で、ここには75列の野菜が育つはず。
東西に見透かすと、区画の下から三分の二ほどには発芽が見られます。


ただし、一番下の隅から見ると、まだ全面が土の色そのものですが、雑草ではなく野菜でこの区画が緑色になるのを見るのを楽しみにしています。


午後は、本格的な雨になったので、これ幸いとわずかばかりの野菜を出荷し、買い物もしてきました。


コメリにもみ殻燻炭を注文して来ました。50L入りの大袋が千円弱です。土壌改良剤ですね。


小葱のわかさま黒もいいけど、私が勝手に注目しているのは西洋ネギ(リーキ)なので、今日は288穴トレイという、これ以上小さな播き穴のものはないのではないかと思えるるトレイ2枚にピンセットで一粒ずつ播きました。


リーキは大きな草姿になるので一粒播きにしたのですが、待てよ、もっとラフに播いて育苗し、定植するときに一本ずつにほぐせばいいんじゃないの?と、思い当たりました。


今度、それをやってみます。こういう、トライ&エラーが、何とも面白いです。

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