はじめて畑に踏み入る
今までに3回、何となく畑の雪の様子を見るために行っていましたが、今日はちょっとした農具である三角ホ―が必要になったので、それを取りに行きました。
〚ここが戦場だ】、、、私が好きな作家の一人グレアム・グリーンにそういうタイトルの小説がありますが、戦場というよりは、【私の天国】です。
南の方のすぐ近くに10名ぐらいしか住人はいない集落がありますが、東西と北の方角には人家は見えないこの畑の立地が、私は大いに気に入っています。
撮影順、時間順に今日一日を振り返れば、朝まだき、薄雪が地面を覆い、霜柱がすごい。
ああ、なるほど。先に写真を貼り付ける、そして、その説明のように一日を振り返る。これは、いいですね!
今はまだブログを書くのに時間を割けるけど、忙しくなると、箇条書きのブログも書けなくなるだろうと危惧していました。
この写真だけ何故か小さなサイズ。昨夜はセルトレイおよそ30枚を畑のトンネル内に置きましたが、低温には強い野菜のタネを播いているわけですから、全部無事でした。昨夜の最低気温は-3℃ぐらいだったでしょう。
軒下の電熱マットの日中の覆いをどうするか?今までは気楽に、たっぷりの日差しを浴びせて光合成を促すという生半可な考えで覆いもしなかった日々もあり、寒風で苗を傷めました。
今日はまずビニールを被せたあと、新規に被覆シートを掛けてみました。ものすごく強い日差しではないどころか、風が冷たい一日でしたが、日差しを和らげるのにパオパオは有効でしょう。
除雪車が除雪対象外とする農道から、くっと上って畑に入ります。少しだけ、雪が融けています。
私が③の区画としているところから北の方を見ると、傾斜がある畑なので、法面などは真っ先に雪が融けます。
この貧相な小屋が、今年の大雪でもまあ無事だったことをうれしく思います。屋根のトタンは、雪が降ろうが降るまいが、何とかしなくてはなりません。
小屋の内部は雑然たるものですが、雨漏りもごく一部で、まあまあと思いました。でも、畑仕事の前に、この小屋を片付けなければりません。というか、そうしましょう。
この小屋はムラの大工の棟梁のお宅の物置を移築したもので、さすが棟梁の仕事と私は思います。そうでなければ、ここまでは持たないでしょう。ただ、3年前の地震で、ゆがみました。
13年前に亡くなった私の父親は短歌が趣味で、一生作り続けました。畑仕事をしながらも歌のことを考えている具合。
癌で入院する途中に投函した一首。
五十年 出入りせし野小屋 今閉じる 老いの離農に 冬の月光
これは、その年の信毎歌壇の年間賞となりましたが、五十年というのはちょっと大袈裟かな。しかし、今となれば、この小屋は50年は畑にあると思います。
まだ雪の下には、ほうれん草などがありますが、おもてに顕れて採り頃なのはフキノトウだけ。今日は採りませんでした。
今日の種播き。
☆ アスパラガス メリーワシントン (タキイ種苗) 128穴トレイ 1枚 1粒撒き
☆ 大葉春菊 (国華園) 200穴トレイ 1枚 3粒播き
☆ ほうれん草 朝霧 (渡辺採種場) 200穴トレイ 2枚 2粒播き
★ 庭先(小)の畑に直播 ほうれん草 オーライ (タキイ種苗) 15m畝 5条 2粒播き 1500粒
庭先の小の畑は、上の方から攻め下っている感じです。それは、今までになくいい感じで、もう寸土を惜しんで何かしらギチギチと育てようと思います。
ちょっとした隙間があったらパラパラとラディッシュでも播きつけるとか、ですね。サンダル履きで行って、収穫して来る、、、。その野菜は、実際ものすごく美味しいです。
明日は、庭先(大)の畑に手を着けようと思います。まず、測量です。一画には、葛の蔓が入り込んでいるので、それも何とかする、、、。一日では、無理。