標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

カーボロネロ(黒キャベツ)

一週間ほど前に注文した種が、昨日届きました。

中でも初めて手掛けるカーボロネロには強い興味を持ち、種袋の到着が待ち遠しかったです。


しかし、袋の後ろの栽培適期表を見ると、7~8月に播いて収穫期は11月中旬から3月とあり、今は手を出せません。「平暖地」の作型しかないので、どうも当地には向かないのかも知れません。


わかさま黒という小葱を播くには、縦8穴横16列の128穴のセルトレイが適当と考え、手持ちのそれを使い切ったので、買いに行きました。


国道406号線の裾花大橋のたもとに車を停めて写真を撮りましたが、それはダム湖の水が春でなければ見られない色をしていたのと、こうしてブログを書くのに何かしら写真があった方がいいからです。


車で一気に走り抜けるにはちっとも怖くはないですが、歩いて少しでも橋の真ん中の方に行くのは怖い、、、。昨日の日本酒による二日酔い気味状態では、いよいよ怖い、、、。


そっと湖面を覗くのも、実に怖い。


この橋のたもとに右に分かれる道路があって、遠回りだけど今日はそっちへ行くことにしました。長野市小田切地区を走る山道です。


少し上ると、手前にわずかばかりの棚田がありその向こうがダム湖であったり橋であったり、対岸の道路であったりですが、この棚田で作業するのは、怖がりの私は御免こうむります。

ダムや橋やたくさんのトンネルができたのは、私が高校生の頃だったと思います。50年前です。私は下宿をして高校に通ったけど、土曜日に家に帰るのに乗ったバスは、その頃はお客さんでぎっちりでした。


その前は、バスは裾花川のすぐ脇のまだ舗装もされていない道を走りましたが、もっとぎっちりで、吊革に掴まる具合でした。今は、ほとんどお客さんのいないバスに行き交います。


セルトレイだけでなく、いろいろな買い物をして帰ると、私の「ムラ」は霧に包まれていました。雨もずっと降っており、冴えない日です。


この「ムラ」は、最小の単位で「組」と言われて、その上が「区」になります。昨日は組総会で配られた資料の一つである「寄付人足出面表」には38名(戸)があります。組としては、旧戸隠村で戸数は多い方です。


寄付人足?出面表?どっちも、私には面妖な日本語ですが、それはともかく、この表を見ると、3名(戸)が外からの移住者というか、無住の家を買ったか借りている人たちです。そして、定住ではありません。


あるお宅の場合は、湘南ナンバーのベンツが2台ある上に、スバルの何て言ったかな、私の長男も乗っている車も乗りつけてきますが、ムラの人たちとは没交渉のようです。レガシイでした。


私は農家組合長という農協の下請けのような役を仰せつかっていましたが、昨日事業報告と会計報告をして、この役はこれで終わりです。


生まれ故郷に住所を移したのは昨年の12月のことですが、その前からこのムラの役を引き受けざるを得ないほど人手不足なのです。


昨日3月19日の種播き。
☆リーフレタス ロログリーン(国華園) 200穴トレイ 2枚
☆リーフレタス ロロロッサ(国華園)  200穴トレイ 2枚


今日の種播き
☆小葱 わかさま黒(武蔵野種苗園) 128穴トレイ 4枚 10数粒播き
☆小松菜 河北(渡辺採種場) 128穴トレイ 1枚 2粒播き
☆黒キャベツ カーボロネロ(増田育種場) 128穴トレイ 1枚 1粒播き

×

非ログインユーザーとして返信する