標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

穴開きマルチを愛用

昨日はTさんのお手伝いの日。最後の作業として、⑥の区画の真ん中あたりを耕してもらいました。


時間切れで畝づくりはできず、また今日も蒸し暑くて日中には私もマルチを張ることができませんでした。マルチは、一番暑い時間帯に貼れば、その時マルチは伸び気味なので、ピンと張れると言いますが、夕方近くまでやる気になれませんでした。

2本張って、さてどうしようか?


まだ少し時間があるので、紅芯大根を1穴に1粒ずつ播き始めました。3分の1も播かないうちに帰る時間になり、今日は終わりです。


この畝は長さ21mですが、マルチの穴がいくつあるか数えたら620でした。


よし、この2畝には紅芯大根を播こう!と、やや無謀な決心をしました。播き時が少し早いかも知れない、全部の穴に播いたのでは窮屈かも知れない、9月になって紅芯大根は第2弾を播くつもりですが、今1200本も育て始めても、売れないかも知れない、、、。


私は、今年は穴開きマルチを愛用し、多用して、初めての試みとして、ニンジンを穴開きマルチに播きました。もっとも、妻に播いてもらったのですが、、、。


ニンジンを播いた⑦の区画は、土中に雑草の種がたっぷり詰まっていて、畝間もマルチの穴にも雑草が芽生えています。


こういう場所にニンジンなどを播くのは、よくない。発芽に日数がかかり、雑草の方が先に芽生えるからです。でも、考えようで、植穴マルチで雑草の繁茂を抑えているわけです。


⑦の区画には、少し間をおいてもう1畝つくったので、ニンジンの種の残りを播いて終わらせた向こうには、大根の種を播いてあります。だから、紅芯大根が最初というのではありません。


私が今年穴開きマルチを多用しているのは、雑草対策と、マルチなしで条播きと言おうかばらまきをしておいて間引きをするという普通のことに、何か釈然としない気持ちがあるからです。


今の日本の種苗会社の種はまあ優秀であり、その分だいぶ高いものになっているので、間引き前提の播き方はイヤであり、全部の種を生かしたいと思います。


縦と言おうか横と言おうか、4穴または5穴の穴開きマルチに、それなりに飛び飛びに定植した野菜の中で、私の手に余るのは、たとえばブロッコリーです。


密に植え過ぎただけでなく、垂直方向にも高く伸びて、防虫のパオパオを突き上げて、裾からモンシロチョウが入り放題になりました。


出荷など思いも掛けない悲惨なブロッコリーとなりました。食べられそうなものを少しだけ自家用に収穫しましたが、妻が、洗ったら虫が3匹いましたよ、茹でたらさらに3匹出てきましたと、私に報告する、、、、。


今日、剪定ばさみで株元を切って、清々しました。これから干乾びていくブロッコリーには、モンシロチョウはもちろん卵を産み付けたりしません。ざまを見ろ。


すでにモンシロチョウの餌食となっているコールラビです。これも、数日中に片づけて、気に入ったものは何もない状態にしちゃうからな。


でも、ダメですね。キャベツの仲間でなくても、アブラナ科の野菜なら、奴らはヒラヒラと優雅な胡蝶の舞でやってきます。


それにしても、ブロッコリーは、もう絶対につくるまいと思う野菜になりかかっています。

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