標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

ホウレンソウの育て方

隣の隣の家のおばあちゃんの葬儀・告別式は、午後4時30分からだったので、午前中は妻と畑に行きました。


きのうTさんが手伝いに来てくれて言うのには、私の畑は肥料分が少ないようだとのこと。私も、そのように思っています。


ホウレンソウを大いにつくっている⑦の区画には、少し前から鶏糞の追肥をしています。
しかし、鶏糞も悪くはないけど、必須なのは土をアルカリ性にする石灰だということを知った、というか目の当たりにしました。


昨年の秋に胡瓜ネットや韓国カボチャの枯れた蔓を燃やした場所のホウレンソウは、その左右のホウレンソウの2倍ぐらいの大きさに育っていました。


びっくりして、草木灰と苦土石灰があったので、鶏糞も少し施しましたが、散布しました。ホウレンソウは酸性ではうまく育たないという知識は頭にありますが、まともに育てるには石灰はやらなければダメだと思い知りました。


石灰なしの畝、と言ってもほとんどがそうなのですが、このように見劣りします。

これは、セルトレイに育苗したものを植えたホウレンソウで、まあまあと思いますが、これも必要な量の石灰分があったら、もっとうまく育っていたことでしょう。


これは、昨日定植したチョロギ約100本です。チョロギのネジネジの根塊は土中に散らばって、収穫が大変なのですが、畦シートの脇に植えたのは、散乱を防ぐためです。
ちょっと変わった、レアな野菜のチョロギは育てる人も少ないと思いますし、私も3年ほど前に少しつくって、とても出荷するどころではなく、素揚げにして酒のつまみにしただけです。


こっちは、昨日植えたジャガイモのキタアカリです。ちゃんと水やりをしたからですが、少しの萎れも見られないことに感心します。今日プランターもう一つ分の苗を植えました


妻は、松本一本ネギの仮植をしてくれました。


肥料分が少ない、痩せているとなると何とかしなくてはなりません。どうするか?


化成肥料は使わないと昨年決めたのだから、それは使わない。ただし、まだ残っている古い化成肥料は、積極的に、早めに使い切る、、、。


ホウレンソウ用の石灰は、草木灰でいける。しかし、木の枝や枯草を燃やしてそれを得るのはなかなかの手間なので、買う、、。もみ殻燻炭ではだめなのだろうか?


鶏糞は安いし、分類上は堆肥だけど、かなり肥効があるので、もっと使う。化成肥料といっても元は鳥の糞だと言われる過燐酸石灰は、使います。


やはり、東山さんの本にあるもみ殻堆肥をつくろうかなあ。要は、有機栽培的な野菜づくりなので、堆肥などを化成肥料の代わりにしなくてはなりません。


ぼかし肥料や土着菌入り堆肥に憧れますが、私には根性と執着がないようです。


しかし、かつては金肥と言われたこともある化成肥料は、効果があるのは言うまでもないですが、使い続けると、いま私の畑が痩せていると指摘される以上に、もっと変な副作用的な土壌の劣化がある、、、それが何か、正確には表現できないですが、ある。確かに、ある、、、、。


心情的、イメージ的なことがまずは大きいですが、私の畑の上の畑に野菜をつくる人は、春にまず除草剤を散布し、雑草が枯れたらトラクターで耕耘します。畑にはその後、野菜の緑しかない。雑草は、なし、、、。農薬も、ずいぶん使う、、、。。。


そういうのは、私の考え方ややり方が正しいのではもちろんないけど、怖い。


私は、言わせてもらいますが、見た目がよくて売れればいいとはまったく思っていません。消費者は食べるけれど、自分では食べないような野菜をつくってどうする?


いや別に、上の畑の人と仲が悪いのではなく、出会えば気楽に話しますが、私は精神衛生上抵抗のない野菜づくりをするだけです。


孫も食べる野菜だから、清浄なものをつくろう。

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