標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

種播き器

7時半に出発して、出荷です。今日は、4回目のエンドウ苗とアサツキだけの出荷でしたが、前もって気がかりなことがありました。


ニンニクの芽とエシャレットが、この2日間ちっとも売れないのです。案の定バックヤードに移動されていましたが、ニンニクは少し古くなると強烈なニンニク臭を発します。


そうなると、益々といよりはまったく売れません。大体が、アサツキはよく売れますが、あとの2品目は新しい時でも素早く売れるものではありません。他に出すものがないので、仕方なし、、、、。


どこにも寄らずに帰るとき、善光寺の裏手の桜並木のサクラが咲き始めていました。長野地方気象台はそのすぐそばにありますが、開花予報はかなり先のことだったと思います。


その時はまだ雨はふっていなくて、途中から降り始めて、家に近づくにつれて霙に変わりました。やはり予報通りです。


帰宅したらかなりの風雨で、畑に行くことなどは思いもよりません。一時はちょっと怖いぐらいの降り方となり、4時ごろ止みました。


市販の培養土と畑の土ともみ殻くん炭をブレンドしたのは、外に出られないからセルトレイに種播きでもというわけですが、軒下のテーブルに対えばしぶきがかかってくるので、やめました。


代わりに、ズッキーニ「ダイナー」、カボチャ「メルヘン」韓国カボチャ「リッチーナ」の種を、プラスチックケースに詰めたもみ殻くん炭の中に播きました。これらウリ類は、もみ殻くん炭に播いて発根させるのに最も適していることを知りました。播いたら、私が座っている炬燵の中に入れました。


エンドウの苗は出荷すれば売れ行きがいいですが、今日くん灰に播いたものも、初めてのこととして出荷しようと考えます。


苗の出荷にも工夫が必要で、私はまずはカラーポットを使います。目立つからです。当地のホームセンターには黒いポリポットしか売っていないので、ネットで注文したものを使い分けます。


次に、品種名とそのメーカー名、また特色を書いたシールをいちいちポットに貼り付けます。ほんとはカラー印刷をしたいのですが、カラーインクは耐水性がないプリンターというかインクです。ところが、黒だけは耐水性インクであることを昨年はじめて知ったのは有益な知識です。


私が使っているのは高級な培養土ではありませんが、培養土の見た目も大事です。


そんなわけで、野菜もだけど、花の苗にも挑戦しようかなってところです。花は、畑に育てて咲かせて出荷するのは私の苦手とするとこですが、苗なら何とか、、、。花を出荷するには、農薬を使いなさいと言われるから、怯むところがあります。


野菜であれ、花であれ、種を播き、発芽を認め、大きくするのは、一番ってほどではないかもしれませんが、とても面白いことです。私が野菜苗を買わないのは、その面白いところが無いのがつまらないからです。


昨日の種播きは、妻にしてもらいました。
1. 東京べか菜 (たねの森)
2. チンゲンサイ (カネコ種苗)
3. 広島菜 (タキイ)
4. 三池大葉縮緬高菜 (タキイ)


1.2は未開封だけど少ししか入っていなくて、3,4は残り種だけど昨年の収穫の記憶は全くないものです。どうでもいいもの、、、とは、いいませんが。


これで、20m長さで2条というのは、いかにも厚播きになっているでしょう。ま、私がやっても同じようなもので、手播きの筋播きはどうしても厚播きになりがちです。


そこで今日は、出荷に向かう時にひらめいたので、種播き器を作ってみました。


午後の紅茶の蓋には2.5mmのドリル穴を開け、野沢菜用です。ジョージアのコーヒー缶には5mmのドリルで穴を開け、これはホーレンソウ用です。


畳の上の水練ならぬ机上の種播きでは、まあうまくいきました。2粒出るときもありましたが、、、、。


実際に畑で使えるものか、どうか。畑の土の色とまったく同じような色をした種もありますので、発芽を見るまで分からない?


でも、楽しみです。

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