標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

すべきことは山ほどある山の畑

きのうの午後は、今にも雨が降ってきそうだったから、野菜の収穫に専念しました。


そしたら、きのうのうちには処理しきれないほどの野菜を欲張って採ったことになり、夜の11時、、、「もう、これでやめよう。」ということになりました。


残ったのは小ネギと(結球)レタスですが、小ネギはまあいいとして、難物はレタスです。


結球レタスは私は苦手でもあり、ごくわずかしかつくっていませんが、歯の根元、、、葉柄というのかな?そこに挟まっている土というか砂塵を取り除く、洗おうとして、水に沈めて揺する、、、。


それで、まあきれいにはなるのですが、今度は土の代わりにあらゆる葉柄の元が違った角度で水を湛えるので、もうこれで水切りはできたろうと私が思うレタスの球でも、袋詰めの時になって、たまたまその角度はそのレタスにとっては新しい傾斜らしくて、水が滴り落ちる、、、。


もう、やっていられない感じなのが、結球レタス。ま、レタスを水で洗うということが、むしろ劣化を促す余計な一手間なのでしょう。


そんな面倒なものも含めて、お客さんが少ない月曜日の直売所にいつになくたくさんの無事出荷して帰る、、、。V字谷の向こうは、晴れ。


あとは、撮影順に思うこと、こだわりを記せば、、、

ズッキーニの中には旺盛な株もあり、来週はようやく収穫できるかも知れません。


ところが、あれこれで、遅くなって苗を植えたものも、種をじか播きしたものもありますが、そういう幼い苗をネズミが食い倒します。そういうのが、3株はあり、タマネギは齧るは、悪さしまくりです。


「チューコロ」という殺鼠剤(小袋)をネズミの穴に押し込みましたが、効きはしないと思うしかありません。


ネギは、ぎっしりと、植え終わりました。


ネギとミョウガだけが植わっている②の区画の法面、軽トラが小屋の前まで行く通路の脇に、食用菊「もってのほか」の苗を45本植えました。


エンサイを定植。空芯菜、ヨウサイ、アサガオナ、、、、いくつもの名があります。私にとっては初めての野菜です。


ネットで調べると、東南アジアの諸国では湿地や水上で育てることが多い野菜のようです。写真を見て、こんなに繁茂する野菜はまず他にはないだろう!とビックリしました。


私の、高原の、水はけがよすぎる畑では、まずロクなものにはならないでしょうね。


播種・育苗に失敗したので、脇芽を苗にすべく3ポットだけ買ったミニトマトの「アイコ」です。


トマトは、去年のようには力を入れて育てる気持ちがなくなって、この3本もほったらかしでした。一昨日かな?簡便な支柱を立て、誘引しました。


こんなやわな支柱では、脇芽は掻きとるのがいいのでしょうが、面白いから、また、意地で、脇芽掻きは一切しないことを決意しました。いやなオヤジだな。


今後、さらに補強の支柱を立てたりして、このトマトには恥ずかしいような草姿・誘引のごちゃごちゃになると思いますが、悪いけど、やらせてもらいます。

仕事が進まない

朝さっと出荷に行って帰ってくるならいいけど、朝なお袋詰めをして出遅れ、午後ようやく畑に行ったと思ったら、2時間ほどで雨が降ってくる、、、、。


植え付けたり、種を播いたり、、、その前の畝つくりなどが、なかなかできません。


しかし、まあこれで仕方がないと思うし、6月はまだ数日あるけど、売り上げを昨年と較べたら、倍以上なので実は気をよくしています。


昨年に較べて、出荷できる野菜がたくさんある、、、。これは、妻が穴開きマルチ畝に定植する作業が好きで、辛抱強く、一つの欠株も無いように丁寧に植えてくれるからだと思います。


ネギの苗を植えて欲しいと言ったら、戸惑って場合によったらその仕事は拒否するのが分かっているので、そういうことは私がします。


私は私で、参考書で得た知識・方法が面白そうだとなれば、すぐにやってみるタイプです。

このように、多ければ5,6本もまとめて植えてみたら、苗をほぐす手間が省けるし、ネギのひげ根の土が落ちて赤裸になることもないからネギ苗にとってストレスも少ないだろうし、とてもいい植え方ではないかな?


ネギを植えたら、今にも振り出しそうな様子になったので、急いで野菜の収穫にかかり、取り残しが多々あるところ、降って来たので退散でした。


ネギのことだけでなく、その他いろいろなことがありますが、夜なべ仕事でついさっきまで野菜の袋詰めをしていて、疲れ、眠くてたまらない、、、、。


では、では。

ネギの苗

ネギづくりは苦手な私ですが、今年はいい苗ができたので、苦手な野菜ではなくなるかと期待しています。


⑥の区画に、長さ20mの穴開きマルチ畝2本に、松本一本ネギの苗が育っています。たくさんあり過ぎることは、一昨日だかにブログに書きました。嬉しい悲鳴です。


知るか、知らないか。それが大きくて、私はいわき市でえ野菜をつくる東山広幸さんの本(『有機野菜ビックリ教室』農文協)で、ネギの種をセルトレイに播き(東山さんは、ペーパーポットに、、、)、それを穴開きマルチに仮植して育苗する方法を知りました。

要は、ネギの種、畑に直播では雑草にやられてダメっていうことです。私の感じでは、しかし、多くの人が知らないものだから直播して、発芽の悪さや草取りに苦労していると思います。


東山さんは、穴開きマルチに植えた苗を、「これ、このまま食えるんじゃね?」と思うほどの長さ、約60cmぐらいまで育てて定植するのですが、私の苗もそのように長くなりました。


東山さんのやり方をそっくり真似たのに、私もだんだん、また生意気にも、自信たっぷりのモノの言い方になっているな。


実際そうなのであって、このやり方なら、長ネギ同様に苦手なタマネギの苗を育てることも任しておいてもらいたい。苗の出荷だって、してやろうじゃないかってところですね。


おとといTさんは、私のネギ苗の「優秀さ」をほめてくれて、実に手際よくスピーディーに1畝植えてくれました。


今日それを改めて見ると、私には株間が広過ぎると思えます。ネギづくりの苦手意識をこの際払拭したいと思うものの、スーパーマーケットや直売所で時に目を見張るような、白いところが70Cmもあるような根深ネギを見かけますが、私はそういうのをつくるつもりはありません。て言うか、その長さ.深さ分の土を寄せているわけですから、それは、私にはムリ、ムリ、、、。


株間が広すぎると私が感じたことに関しては、東山さんの本には、分けつしないネギでは5,6本まとめて植えて、十分な大きさになったものから引き抜くと書かれていて、これはまたプロの考えだと感心するばかりです。



今日の収穫物の一つのこれ、、、。これは、小ネギの「わこさま黒」ですが、我ながら、いい小ネギなんじゃんね?と思っています。松本一本ネギの苗と、瓜二つ、、、。


昨日収穫したものは、21袋になりましたが、出荷に行ったのは午後になってしまったので、半分も売れませんでしたが、明日は日曜日なので(お客さんが、多い曜日、、、、)、まあ大丈夫、完売するかな?


その直売所では、「○○さん(私のこと)、今日はパクチーはないんですか?」と、店員さんというかパートの女性から問われました。パクチー大好きなお客さんが、私のパクチーがなかったのでがっかりされて、明日は欲しいと言われたと、、、。


言ってみりゃ、名指しのリクエストなので、浮き浮きして、忘れずに収穫です。


結球レタス、、、。外葉を捨てるのは勿体ないし、結球部分が密植のせいで、十分な大きさではないので、外葉も付けて出荷します。実際は今日そのようにして初めて出荷したのですが、そのことを説明するラベルを貼ったら、まあまあ、お客様に受け入れてもらえたかと思います。


私は、ちょっと変わったことをする出荷者かも知れず、直売所の人たちは警戒気味かも知れないと、こっちも警戒気味ですが、Cookpadなどにはレタスの外葉の利用(調理)法などは、ずいぶんたくさんあります。


肉厚で、苦みがあって、味が濃厚で、我が家で十分に利用しているというのではありませんが、いけます。