標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

大根が不可解

小同窓会という宴が終わり、また日常の営みに戻りました。


朝7時半に、近くの野菜集荷所にピーマンを出荷しに行ったら、あまり出ていなくて、ピーマンもぼちぼち終わりなのだなあ!と、寂しく思いました。


実際に、畑に行ったら、私のピーマンも以前のようにガラガラなるのではなく、品質も悪くなっているようでした。



代わりに、秋野菜の代表でもある大根などの季節になってきました。


ただし、私が9月の始めから大根を出荷できるのは、7月のうちに種まきをしたからで、こういうことは、私にとっても初めてのことです。


私が、大根が不可解というのは、他の生産者がなぜいま大根を出荷しないのかということです。私などにできるのだから、経験豊かな人たちが7月に種まきをして、9月に出荷しないのは、ほんとにどうしてなのだろう?不思議です。


時に出ていることもありますが、今日など、大根は一つもなかったので、どこに置いたらいいの?って具合でしたが、そういうことは今まで何度もあったので、直売所の人に聞くこともなく、広く開いていた場所に、葉付きのものを30本ほど置きました。


他に出す人がいないのだから、私の大根はよく売れます。7月に播いて、9月に出す、、、。このことは忘れないでいて、来年は今年の何倍もの量をつくろうか、、、、。


一輪車に載せたのは、サカタのタネの『冬自慢』という品種です。9月だったら、夏と変わらずに暑い日もあるところ、『冬自慢』とはなあ。本来の美味しさが出ていないのではないかと、気遣われます。


しかし、サカタが一押しのロングセラーのこの品種は、優秀だと思います。この感触は、忘れようったって、忘れられない。


野菜をつくっていると、中には惚れ込むようなものが出てきます。私は、種苗会社としてはサカタのタネが一番好きです。


サカタのミニトマトの『アイコ』と大玉の『麗夏』は、雨除けなしでも裂果しない点で高く評価します(ただし、今年は麗夏はつくりませんでした)。


今日初収穫したのは、花豆の茶色く枯れかかったさやです。これだけしか、採れませんでした。


花豆は、高原豆とも言われて、標高300m台のいわゆる善光寺平などではつくりにくいと言われます。


標高900mの私の畑なら、大丈夫、、、、。そうなんですが、蔓が伸びて赤い花が咲き出したころには、気を揉んだり、イライラ感を募らせました。


花が咲いても、ちっとも莢が着かない、、、。マルハナバチ、ミツバチが絶滅したんかいな?ぐらいに思いました。


いまはようやく、莢がたくさんぶら下がるようになりました。
花豆は、初めてつくります。


宴のあと。一昨日のお昼ごろ、7名の老人がこのテントの中に入り、ビールで乾杯。そのビールが、もっと買って来ればよかったのですが、足りない、、、。私が小屋に置いていた焼酎を出せば、嫌がるどころか、それがあったのは勿怪の幸い、、、。


そんなことでスタートした小同窓会は、一緒にいられる時間は、いつものように30時間までは行かないので、過ぎてみればあっという間のこと、、、。


でも、考えようによっては、こうして一泊なので十分かも知れず、昨日のブログに書いたように、一年置いて再来年また「ここで」再会と、私が言ったというか誘ったことで、皆の顔つきがパッと明るくなりました。


西は熊本、東は東京・埼玉の、やや東寄りの真ん中へんに私が居て、私に地の利があるぞってことなのだけど、たとえば次は熊本の阿蘇方面でってことになったら、交通費は掛かるわけだし、私が出ないだろうと、その余裕がないだろうと、みなよく理解しているのです。


最初から、最後まで、宿泊は戸隠のあの宿坊ということで終わるでしょうね。


私は、利己的にそれで助かっているなどと思うのではなくて、戸隠でならまた来るよという(前回から、それで決まりって感じでしたが、、、、)旧友の一団があることを、うれしく、誇りに思います。

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