標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

雨で休み

夕方庭に出て向こうの山を見ると、山襞に霧が這い上り、これは晴れに向かう徴候です。



そんな遠くでなく、すぐ近くの山も霧に巻かれていました。今日は一日こんな具合で、何度か、晴れ間を見て畑に行こうと狙っていましたが、かないませんでした。


水はけのいい畑なので、今日ぐらいの雨ではぬかるむ気づかいはなく、むしろこういう土壌の状態だと、たとえばセルトレイ5枚に育つネギ苗などを仮植(長ネギは、育苗のための仮植)または定植(小ネギ)には絶好です。


出ようとすると雨がまたパラついて来たりで面白くなかったですが、根底には、本気のやる気はない。雨を幸いとして、畑仕事は休んでしまえという怠け心があったのは、間違いありません。


でも、昨日の収穫物の出荷にはもちろん行ってきました。車の温度計は23度という低さでした。


ナス栽培については、もう1冊『まるごと楽しむナス百科』という参考書が手元にあるので、少し読んでみました。


それと、Youtubeに「ナスの切り戻し」についての動画があったので、それを見て、多収の栽培技術を確認できました。


ナスは特異な野菜・植物であり、すべての葉の付け根から腋芽(わきめ)を出し、それを取り除くと、また出てくる、、、ここを押さえておくのが出発点ですかね。


同じナス科の野菜でも、トマトの一本仕立てなどでは、ひたすら腋芽を掻き取るのですが(私自身は、腋芽は一つも取らないソバージュ栽培ですが、、、、)、その伝で腋芽を除去するのは不可も不可。


残すべき腋芽と取り除くべき腋芽がよく分かっていることが、多収になるかそうでないかの分かれ目のようです。


そういうことを知っても、私の今年のナスは多収になりっこありません。今からいくら頑張っても、決してうまくはいきません。


それは、いくら高冷地だからといって、今ごろになって一番果の収穫を見るのは、2か月ほど遅れているからです。誘引の仕方も、問題外のようです。


だから、来年のナスづくりでは、種を播いて育苗することはやめて、苗を買い、しかもそれをビニールトンネルかパオパオのトンネルの中で大きくしようかと思っています。


2年前の現代農業の1冊は、イタリアンナスが特集記事でした。私はナス栽培が面白いので、これを読む前から様々な西洋のナスに手を出していましたが、有力な日本のナスである千両二号や早生大丸とは、育て方がまた違うようで、うまくいったという年はまったくありません。


去年の記録を見ると、10月26日に7袋出荷したのが、ナスの最後の出荷でした。


この点も、ここは高冷地なのだから、ナスなどは9月いっぱいできれいに片付けて、整地し、二十日大根や野沢菜を播くか、あるいは冬越しのほうれん草でも播くのが賢明だろうと思います。

夏野菜の収穫

ピーマンを、初めて少し出荷できるほどに収穫し、丸ナスは初めて2個だけ収穫しました。


7月下旬だから、もっと採れて当たり前なんですが、私の場合は大体こんなものです。


スナップエンドウは、夏野菜とは言えませんが、福平の畑でこれだけ採れ、同じくらいの量が庭先の畑で採れました。もういくらも採れないし、品質も悪くなっているので、福平のものは引き抜きました。ま、よく健闘してくれました。


ピーマンは280本近く植えてありますので、もう少ししたらどっさり採れるでしょう。初めて農協出荷をしてみるつもりでそんなに多くの本数を植えましたが、直売所への出荷をメインにしよう、、、。


ズッキーニが全く不調で、今日もこれだけしか収穫できなかったし、形の悪いものも混ざっています。


ネズミに株元を齧られ、マルチなしなので今は雑草にやられ、そのせいでミツバチが飛んできにくいみたいです。受粉しない雌花は少し大きくなったところで、先端から腐ります。


全体にミツバチの数が、怖いほど少なくなっているのではないかな?そのつもりで見ても、まったく見かけません。


たった2個だけだけど、ナスが収穫できたのはうれしい限りです。高原だからか、色付きがいいと自負しています。


こういうのが鈴なりに実ればいいのですが、そうはいきません。大体が、この当たりで好まれる丸ナスは、中長ナスに較べたら、たくさんは実をつけません。


ナスについては数日前にも考えてみたのですが、今日もあの参考書を畑に持って行って少し読みました。


「初期にこの作業を怠ると栽培期間中にわたって過繁茂に悩まされることになる。」という1文があります。ここが、分からない。過繁茂に悩まされてみたいものですが、そうはならないです。


昨年の出荷記録をチェックしましたが、夏の果菜類は昨年の方が種類も多かったです。収穫量も、ピーマン以外は、昨年の方が多かったとなるのは必至です。


ただ、今年は最初から妻の手伝いが効いていて、いろいろな面でうまくいっている、、、かな?

二人の孫に会った日


二人しかいない我々夫婦の孫に、同じ日に会うということは、めったにないことです。


ところが、このmuragonはわりと操作しやすいのですが、今日はなぜかせっかくのタイピングが、初めてのこととして、何かの操作ミスで吹っ飛んでしまいました。


同じことをまたタイプする気力もないし、忘れられない一日であったけど、ブログに書かなければ忘れてしまうということでは全然ないので、写真を3枚、短い文章にとどめておきます。