標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

雨に濡れる萩

今日も昨日と同じように雨が降り、薄暗い一日となりました。
畑からの帰りがけ、最後の写真として、今が盛りの萩を採りました。


宮城野萩というものですが、私が帰郷して畑を弄るようになった最初から、小屋のそばで咲いています。


当初は、八つある区画のうち3区画しか我が家のものではなくて、あとは親戚筋の家が耕作していました。今では、全8区画が我が家に戻ってきて、もう4,5年になります。


非力だから全部をコントロールすることができず、売り上げもたかが知れていますが、自由気ままに行動することができます。


まず、午前中はとてものことに畑に行く気にはなれない雨でしたから、1週間ほど前に届いていた玉葱の種を、セルトレイに播きました。これは、第二弾で、最後です。


何ゆえ第二弾のタマネギの種を注文したかといえば、お盆の間に種を播いたものは、このようにまあまあの小苗になっていますが、播くのが少し早過ぎたのでは?と、心配になって来たからです。


大きすぎる苗を植えると、葱坊主が出て、まともなタマネギにはならないらしいです。タマネギの種を播いて、自家用の苗を得たことは一度だけありますが、まあ失敗で、タマネギにはすっかり苦手意識を持ちました。


今日のような雨降りの日に畑に行くことができるのは、畑に小屋があるからで、この汚らしい「ガスレンジ」で簡単な食事を作ることができます。


一番簡単なのはインスタントラーメンで、特にチキンラーメンなら、鍋も要らないです。


今日は、ご飯とカレーがあるから、それに、味噌汁も作るよと妻に告げて、私が作りました。作るというほどのものではありませんが、花穂が伸びて白い花が咲いているニラを採って、高野豆腐の細切りをいれた味噌汁は実に美味でした。


これは、チェックの意味もあり、花穂が立ち上がったニラなど固くてとても出荷できないだろうと、ふつうは思うだろうし、私も思っていたけど、その花茎を取り除けば、全然問題ない、、、出荷できることが分かりました。


でも、今日は採るのを忘れて、畑から帰ってきました。


かぼちゃの煮物。と、言っても、何となく生えていたかぼちゃを、邪魔っ気だけどそのままにしておいたら蔓が伸びて、当然ながら実が着きます。


その最初の1果を持ち帰って食べたら、けっこう美味しい。今日は第2果を採って、妻がインゲンを収穫している時に、私はその四分の一を適当に切って、ちょっと塩を加えて煮ました。


煮過ぎてしまったけど、お玉ですくって中華丼ぶりに、、、。妻は、これを全部平らげ、私は汁というかスープの方を飲んだら、これがまた実に旨かったです。


貧しい昼食、即席の3時のおやつ、、、それも、大体は雨が降っている中で、、、。
昼食を、夫婦して畑でということは、今年これで4回目と思いますが、こんな雨の日に6時間も、、、というのは、まったく初めてのことです。


たまには、いい、かな?

何とも暗い一日

昨日までの4,5日の晴れの日々とは打って変わって、今日は日の目を見ない陰鬱な一日でした。予報通りであり、こういう日があることは致し方ありません。


しかしながら、天気のことだけでなく、隣国のミサイルや核実験のこともあり、国内の政治のこともあり、私の今日一日の動き悪さのこともあり、どうもたまらん一日でした。


要は、午前中は雨でしたから畑には行かれませんでしたが、朝も早めにこの集落の集荷所にピーマンを出荷。それから直売所出荷用の野菜を今日になって袋詰め。出荷に行き、多少の買い物もして帰れば、霧雨が降っていたけど、畑に至ったのは午後3時ごろでした。



4時半ごろ、畑の小屋のテーブルこんろで湯を沸かして、今日は緑茶を入れましたが、小屋の中は暗い。その暗さを写真に撮ろうとしましたが、技術がないので、暗さは表現できていないみたい、、、。


私だけが小屋に入り込んで休憩したのではなく、そりゃ、ピーマンを収穫していた妻にも、「お母さん、粗茶!」と声を掛けて、煎餅を2,3枚食べながら休憩ですが、何故か、妻は小屋の中には入りたがらない、、。


小屋の前に、雨除け・日除けの仕掛けをしてあり、テーブルを挟んで、不揃いの椅子が対かいあっている。そこの方が、いいらしいです。


夕方6時ごろ、もう帰ろうという時に南の方角を見れば、川霧。今年の夏は、霧をイヤというほど見ましたが、まだしつこく霧は立ち上る、、、。


足元を見れば、サルナシが実っていましたが(もう、自動でフラッシュ、、)、もっと猛々しい植物と勝手に思い込んでいましたが、そうでもないんですね。

大根の発芽を、確認、、、。大根は、発芽率が高いので、芽が出て当たり前です。私が苦手とする間引きを、これからしなくてはなりません。


私の畑の東の畑は、蕎麦畑。ある一軒の蕎麦店が、このあたりの遊休地というか耕作放棄の畑に蕎麦を広く育てています。


私は、蕎麦の種を播いて育ててはないけど、ここはまだいい方、、。


人様の畑だけど絶滅危惧に近いと私は思う日本の葉タバコ栽培、、、。9月の今ごろ、こうして、畑仕舞です。

畑に12時間

またまたブログを2日休みましたが、いつも通りの毎日ですから、書けないことはなかったはず。


野菜づくりについて、農家日記より詳細で写真入りの記録なので、休まない方がいいのだけど、、、。


昨日の写真ですが、9月に入ってから今日まで雨の心配のない畑日和が続いています。仕事をするのが、野菜づくりに関わるのが楽しい、、、そんな日々です。


ここ数日のメインの仕事場は、①の区画の上部(北側)で、今日この場所は完了しました。


やや狭めなのは分かっていますが、条間60センチでまず野沢菜を3条播いた後は、おおくら大根、飛騨紅かぶ、宮重総太り(大根)、聖護院大根、耐病総太り(大根)、雪美人(辛味大根)、戸隠地大根を播いて、合計19条。


何種類もの大根の中で一番多くつくるのは、ここには播かずに別の場所に合計17条播いてすでに発芽しているいいずな青大根で、それに次ぐのは今日①の区画に4条播いた戸隠地大根で、あと6条は播くでしょう。


大根づくりが面白くてたまらない?
そんなことは全然ないのですが、大根を洗うという面倒なことを、妻がしてくれるので、たくさん種まきします。


秋大根を7月に播くという「暴挙」を今年はしましたが、7品種のその大根が少し前から収穫できるようになりましたので、直売所に葉付きで出荷しています。


大根はその日にさっと売れるという商品ではないけど、他に葉付きでこんなに多品種を出荷する人はいない感じなので、まあまあよく売れるので気をよくしていて、本来の播き時である今ごろ、種があるだけ播いてやれ!ってことになっています。


そうそう、私の大根づくりには一つ決定的に有利な点があって、それは、農道脇の水路からホースで畑の小屋の前まで水を引いていることです。
三つの大きな、赤ちゃんのお風呂みたいなたらいを並べていますが、妻が腰掛を持って行って、そこで洗ってくれる、、、。


家に持ち帰ったなら、妻はまたバカッ丁寧に洗うので、水道料金が半端でないことになるでしょう、、、。


とにかく、、、、この写真の④の区画ほどひどくはなかったですが、①の区画の上部も雑草に覆われていました。
そこを、草刈りし、大根を育てるなら、股根になるのを防ぐためによく耕すことが肝心らしいので、小型の管理機で今までしたことがないほどよくよく耕した上で種まきしました。


効率が悪い、仕事が遅い、、、、、。


これが、今日のたった1枚だけ撮った写真、、、。朝5時40分ごろ、日の出のころ。