標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

初めての農協出荷

(昨夜、途中まで、、、、)
「農協出荷」という語が適当かどうか分かりませんが、今朝は初めてこの集落の集荷所へピーマンを持って行きました。


誰にも、会いませんでした。大体、朝何時ごろ農協の車が集荷に来るのかも知りませんが、7時半ごろたった3個の段ボール箱を持って行ったら、すでに40個ほど出ていました。


この集落の集荷所は、はっきりしませんが、40年以上も無人で空き家の、もとは細々とした商店の一階です。今にも倒壊しそう、、、。


その左手には、雑貨の他に酒、タバコ、薬まで売る店がありましたが、そこも廃業して優に30年は経つと思います。


そのころ60戸に満たないこの集落に、衣料品を売る店が2軒あり、豆腐屋もあり、駄菓子屋みたいな小さな店もあり、鍛冶屋もありで賑やか、商売は盛んでしたが、今はモノを売る店は一つもありません。


無住の家が10軒以上、人が住んでいる家は30軒とちょっと。一人住まいの家が10件近く、、、、。過疎化は、ここではずっと前から始まっています。


(ここまでタイプして、中断したのですが、、、)


農協出荷については、手数料が高いとかよく言われます。たしかにそうなんでしょう。


私が注目したことの一つは、あるお宅が20箱ほど出荷していたことです。合計90kg。毎日というわけにはいかないだろうし、集荷が休みの日もありますが、3日ごとに20箱出荷すれば、そこそこ稼げるな、、、、。早くも、来年の目論見、とらぬ狸の皮算用です(笑)。


昨日やってみて、袋詰めに時間がかかるし、神経を使います。単価は安いけど、バラ詰めの出し方もある。少し多めに出荷するには、バラ詰めだな、、、。


また、取扱い品目はピーマンだけではありません。ミニトマトをたくさん出す人もいます。インゲンも、いけるかも知れない、、、、。


集荷所は、家から200mもないところにあり、そこに出しておけば、問題なければ農協の車が持って行ってくれて、3日後には口座に入金される、、、。いいなあ。来年と言わず今年中にも頑張って、来年の計画も立てよう、、、、。



昨日夕方、畑を立ち去る時、またこのような濃い霧が立ち込めてきて、今朝もきっちり雨が降っています。

雲の住処にも青空

午前中は雨が降りましたが、午後は久しぶりに澄んだ青空を見ました。畑で何度も、白い雲を見て、気分も明るくなりました。


これで、明日は午後はまた雨となるという、、、。



過ぎた昨日のことはいいようなものの、昨日は出荷を終えて帰る時、雲と言おうか霧と言くおうかが濃くなり、あの雲の中に突っ込んでいくんだと思うと、情けなくなりました。


長野県庁が左手にある交差点、、、、。


市街地と家との大体中間の地点。ダムのあるV字谷の向こうは、雲の住処。



家まであと1キロ地点で見る飯縄山。


昨日は大量のピーマンを、一つの直売所でははけないので、3か所に分散して出しました。前の日、つまり一昨日収穫したピーマンは、最盛期であり12キロぐらいと見積もりましたが、実は21.6kgありました。


そして、売れない、、、、。初めてのことです。前にそう思って書いたように、ピーマンはじくじくした天候でもあまりへこたれないのです。ピーマンばかりが、どの直売所でも豊富なのです。


いよいよ、これは農協(市場)出荷しかないと見極めて、今日収穫したものは直売所ではなく、農協に出します。


何でもかんでも初めてのことなので緊張し、袋詰め・箱詰めについて分からないこともあるので、営農指導員に電話して確認したりしました。


直売所のように自分で値付けはできず、あなた任せであり、まだ出していないけど、それも悪くないと思います。


ピーマンは栽培容易であり、霜が降りるまで、一番最後まで頑張る夏の果菜であり、パプリカみたいに赤くなったものも、赤いのだけを集めれば農協が引き受けてくれます。


そりゃ、いいことばかりではないけど、私はここまでで、これはいけるという感触を得ました。だから、来年は今年の倍の500本、、、、。


それと、ネギ、、、、。調整(出荷準備のこと、、、)が面倒ですが、夏場は特にさっと売れます。白い部分の長い根深ネギは私にはできない、、、。でも、葉ネギでも小ネギででも、まあ売れますね。


根深ネギである松本一本ネギを葉ネギで出していることは、申し訳ない気もしますが、品種名を表示する義務はないから、ま、いいか。


明日も雨が一時降るみたいだけど、陰鬱でもあり、異常でもある天候から抜け出す方向です。いろいろ考えたり、迷ったりしながら、がんばり、楽しもう。

ピーマンは、今が最盛期かな?

今週は、昨日の月曜日から土曜日まで、6日連続で格別な用事がなくて、『毎日が日曜日』なのですが、日曜日気分を殺ぐのは、この天気です。


今日はちょっと出遅れて出荷に行き、午後になってようやく畑に至りましたが、30分ほど作業をしたところで小雨が降ってきて、それでも作業を続けていたら、本格的な降りになりました。


私は小屋に入り込み、妻は小屋の前の雨除けの下の椅子に腰かけて、雨宿り。小屋があるのはラッキーで、湯を沸かして好みに応じてコーヒーや紅茶を飲んで休憩です。


何という天気だろう。と、腹立たしくなりますが、今年の8月は今日まで必ず雨が降っているという仙台や、日照時間が平年の10%ではなく、1%であるという東北地方のある地区よりはまだ恵まれていると思うしかありません。


前置きが長いみたいですが、このように不順な天候でもあまりへこたれないのがピーマンかな?と、思いました。


ピーマンの株全体の3分の2ぐらいから収穫して、多分これで12kgだろうと思いますが、頼もしい、、、、。


このブログに、来年は今年の倍の500本ぐらいを育てると、この間書いたように記憶しますが、今日は、妻にも私の「決意」を伝えました。「はい。」と応じただけ。


どうせ、私が収穫を請け負うんでしょう?と思っているらし。たしかに、、、。性格の違いからか、苗の植え付けとか、細かなものの収穫に関しては、私は途中でいやになるけど、妻は辛抱強くて、最後までやり遂げる、、、、。


今日の初収穫の野菜。韓国かぼちゃの「リッチーナ」(タキイの場合)。


私が大好きなインゲンの「マンズナル」。これしか採れませんでした。