標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

秋野菜の種まき

漠然としたタイトルは、今さらながらに、播き時がむずかしいという意味合いです。


9月も半ばになると、高冷地のここでは、もう播いても遅い、ものにならないものもあるので、焦っているという意味合いです。


私の場合、多少のこだわりもあるので種袋は多くは注文しますが、今回は100円ショップでさえ買ってみました。


四川児菜(子持タカナ)は初挑戦ですが、種袋の裏を見ると、寒冷地の栽培には向きませんと、はっきり、また良心的に書いてありました。5キロぐらいの大株になる、、、とも。


そのような説明は見ずに、この野菜の名前ぐらいは知っていたので衝動買いですが、こういいうものは、まず普通の種袋ラックにはありません。


病院に行ったついでに種苗店に寄って買ったのですが、右のニンジンについても、ちょっと面白いことがありました。


私は冬越しのニンジンを育てようと思っているので、どれがそれに適するかを訊ねました。店の人(店主の息子さんらしい、、、)は、実に分かりやすい。手で円を描いて、そこに10品種以上のニンジンの種袋があるのですが、この全部がそれに向く、、、、と。


私が可笑しかったのは、たまたま店内に似たようなおばあさんのお客さんが二人いたのですが、ハッとした感じでこっちに顔を向けて、ニンジンが冬越しできるの?と、近寄ってきたことした。


経験、無いのかな?今ごろニンジンを播いたら、冬が来る前には収穫などできない。冬越しせざるを得ないので、春先の収穫になる、、、。土寄せすればいいと、店の人は分かりやすい説明をする。


どうやら、おばあちゃんたちもニンジン種を買うらしかったです(笑)。


孫娘は、私たちが行くと、跳んだり跳ねたり、寝転んだり、でんぐり返しをしたりして、歓迎してくれました。写真を撮っても、みなブレてしまう。男の子のよう。


4月からは、東京だか千葉に行ってしまう、、、。


年に一度ぐらい、畑の小屋の前も、刈り払い機で草刈りをするだけでなく、耕運機で草退治をします。


前方後円墳状に耕しました。


遊んでいる場合じゃなくて、種まきを急がねばなりません。

ミニトマトと大根



もう昨日のことになりますが、畑の営みでは、ミニトマトを全部採りきれなかったことと、大根を大いに収穫したことがトピックスです。


ミニトマトは10メートルほどしかつくっていませんが、左右にあるので20メートル。このわずかばかりのものを、半分しか採れませんでした。


来年は、ミニトマトにもいろいろありますが、サカタのタネの「アイコ」を、今年の4倍は育てようと思います。


というのが、いろいろある中でこのミニトマトは、ほんとに優れものです。私は今年で3年つくりますが、まず雨除けなしでもほとんど裂果がないし、サカタのタネという種苗会社でも想定外だと思いますが、腋芽を一つも掻かないソバージュ(放任)栽培でもへっちゃらなのです。


その上に、美味しい、、、。


昨年はトマトをいろいろつくったので、こぼれ種から五月蠅いほど、雑草のようなトマトの芽生えがありました。


そのうちの何本かの苗には、面白いから、支柱を立てて伸ばしてみましたが、アイコがある以上は、このぼんやりとして妙にやわらかいミニトマトなどは、摘まんで食べる気にもなれません。


今日は、大根をたくさん収穫しました。農道脇の水路から水を引いていて、妻が辛抱強く根菜類を洗い立ててくれます。これは、大根ではなく、カブ。サカタのタネの「玉波」という品種だったかな?


いいずな青大根。


京都の丸種の大根。今までに、大方は出荷しました。


紅芯大根。


まあ、ふつうの秋大根。サカタのタネの「冬自慢」という品種ですが、大根の肌がきれいですね。


この、ぐっと下まで濃い緑のおろし大根が、奇妙、、、。京都の丸種の大根です。


大根は、私もいろいろなものを育てきましたが、この大根には大注目ですね。まだ自分では食べてもいないのですが、まあまあの味のおろし大根であるなら、たくさんつくろう。


首のところだけでなく、ぐっと下まで濃い緑、、、これは、上記したけど、私としては今まで見たことがない大根、、、、。


昨日は(正確には、一昨日)Tさんのお手伝いの日でした。いろんな作業をしてもらった中で、この場所の大根の間引きと中耕・土寄せには、今日になって初めて見て、息を呑む思いです。


これまで、私が手掛けた大根の畝がこんなに「美しい」ことは、一度としてなかったでう。

オープンハウス?

昨日、小同窓会の幹事役の大阪の友人から同報メールが届きました。


23日11時に長野駅に集合してまず最初の行程は、「ポストホルン農場のオープンハウスで乾杯」とありました。ポストホルンのところは、私の姓ですが。


畑の小屋の前に日除けの仕掛けをし、椅子も用意しておくから、、、と、幹事に伝えたのがオープンハウスになりました。


手入れ不十分の畑にみなが来てくれるのは面映ゆいです。私以外には農に携わる人はいないです。訊ねたことはありませんが、畑に足を踏み入れるのは、みな初めてなのじゃないかな?私以外は、そういうシティーボーイたち。


もし晴れていたら、2台に分乗した7名が集合して気楽に話すのには、いい場所と思います。戸隠の蕎麦屋で、、、。それは、畑の後にあります。


これは、一昨日の写真。畑もいかにも秋らしくなりました。


今年雨がちで、雑草がやたらと伸びることは、畑仕事をする人は口を揃えて愚痴りますが、今ごろ草刈りをしたり耕耘すると、さすがにメヒシバなどもやっつけることができます。


イネ科のそういう雑草に替わって、ハコベやオオイヌノフグリなどが美しい緑色の絨毯のように生えてきて、それはそれで困りものですがね。


昨日は朝は地区の交通安全協会の主催の道路脇の草刈り、昼過ぎには金刀比羅神社の
祭り、帰着してからは神楽仕舞のあと、こっちでは「典の上げ」と呼ぶ、最後の祭りが終わった慰労会。また次年度の「神祭係」に引き継ぎ。


元々は、正直に言えば、祭はむしろ嫌いな私ですが、お役目だから仕方なく一所懸命やりました。とにかく、獅子舞をする人や笛太鼓、また鉦などの奏者が気持ちよくやってくれるように、お酒をたくさん飲んでもらうことを第一義にやってきました(笑)。


長老の何人かからは、「ポストホルン。あんたは、一年間よくやった」と評価していただいて、私も嬉しかったです。どこが?というと、話に無駄がなくて、明解だというのです。


それは、私も多少意識してそうしたのですが、田舎のことゆえと言っていいかどうか、指名されて何かの発言をする時に、妙にへりくだったような物言いになったり、丁寧過ぎたり、みなに聞こえるように話さねばならなところを、声を潜めるように話して重々しさを出すのか、、、。


そんなんじゃ、ダメだ!と、いつも思いましたね。反発して違う方向を目指したのではないですが、、、、。


多少の前置きはあっても、核心のことをスパッと話せば、話は速い。二度も三度も同じとは言いませんよと思いながら、発言する、、、、。


偉そうなことを、私は言っているというか、ここにタイプしていますが、分かる人にはわかってもらえる言論活動なり。



①の畑の上部に19条播いた、主に大根は、当然ながら発芽しました。
今日はTさんのお手伝いの日で、この①の区画の西隣の④の区画も耕してもらって、6条種まきしました。


これは、でも、1昨日の写真。昨日、今日と、畑というか野菜の写真はないのです。


底が凸凹したフライパンの中の野菜です。一昨日のことかな。
私は、朝食を気持ちよく食べられないです、、、。食べたくない、、。深刻な病気でもあるのかな?


一昨日のことですが、妻が『ひよっこ』を見終わったら、二人してすぐに畑に向かいましたが、自分の朝食は畑に行って食べると告げたら、食パンでいいですか?と生卵を軽トラに乗せてくれました。


食べる前に撮ったのですが、ピーマン、ナス、花豆の若いさや、空芯菜、初収穫のニンジンなどをぐちゃぐちゃ掻き回すのでなく、バーベキュー的に焼いたもの、、、、。


これは、ほんとに、美味しかったです。自分が食うものは、自分で採って、調理する。15分ぐらいで、できます。


もちろん、妻にも「食べる?」と勧めたけど、食欲旺盛でばっちり朝食を摂った妻は、応じない。


まあ、こういうことでいいのでしょう、夫婦して、畑の小屋の中で朝食を摂るなんてことなら、異様なことですね。