標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

レタス類の種播き

朝庭に出ると、予報通りに晴れて気温も上がりそうなのでうれしくなりました。空は霞がかかったようで、いかにも春めいた一日の始まりです。



昨日の朝、覆いを取ったら10数ポットのエンドウ苗がネズミに食われていてがっかりしたのですが、ポットにピッタリと培養土の袋を載せたので、さすがに昨夜は大丈夫でした。



表向きは昨日と変わらないですが、この覆いの下で、今度は遮光ネットを切ったものを密着させてあります。


国華園の種が届いたので、今日はそれを播く、、、と、妻に告げて、午前と午後に分けてセルトレイに播きました。

1 コスレタス 200穴トレイ どれも1枚ずつ
2 オークリーフ 200穴
3 サニーレタス 200穴
4 青ちりめんレタス 200穴
5 赤肉焼肉レタス 200穴
6 レッドサンスター 200穴
7 デンバーレタス 200穴
8 ロロロッサ 200穴
9 ロログリーン 200穴
10 エンダイブ 200穴
11 レタスピーク 200穴


以上が国華園の種で、リーフレタスの方が多く、私が苦手とする結球レタスは少なめです。


12 Johnson"sの昨年の種 Lollo Bianda、Lollo rossa混合 200穴


レタス類の種は細かいので、ピンセットで摘まんで播きますが、息詰まるようで200穴のセルトレイ1枚に播くのに20分は掛かります。


私は縦に播き、時には指で挟んで播きますが、妻は横に播いていきます。このような種まきを妻がするのは初めてですが、どうも私よりは辛抱強いみたい、、、。私が小さな皿にあけた種を指先で摘まんだりするのは、ずっとピンセットを使うのに飽きるからです。


軒下のテーブルにセルトレイを載せて対い合って作業をした時、
「なっちゃんなら、どうするだろうかね?」
と、妻に話しかけました。妻の返事はありません。


昨年の8月に生まれた孫娘が、レタスの微細な種を播くことは突拍子もないことで,播くことはできないでしょう。


ただ、1月の終わりごろに会いに行った時に、この孫娘はとても上手に食できるようになっていました。私が注目したのは、テーブルにこぼれたごはん粒を拾って口に入れ、4分の一くらいの飯粒のかけらをも指先でところでした。


もう、私も爺馬鹿ですから、器用だな!と感心するばかりです。


一か月に一度、長男は勤めでいないところに行って、孫に会い、長男の嫁さんが用意してくれた食事をいただく、、、1時間ほどしか滞在しないけど、いい具合です。



これは先月の終わりごろ行った時の様子。自分自身で「いい子、いい子」をしています。その時の食事の様子は、もうチャーハンのご飯粒をほとんどこぼさず、一粒残らず食べていました。


スープのカップを、振り仰ぐようにして啜り飲んで、カップにへばりついたコーンを匙ですくって、完食、、、。おっ、すごいな!と感心する次第です。



エンドウ苗がネズミに食われた!

食害に遭ったのは10数ポット。全部で350ポット近くあるので、被害は軽微です。


生育に差が出るけど植え直してカバーしましが、何とも忌々しいし、もし何の手当もしなければ全滅でしょう。


それというのが、覆土を押しのけて顔を出した豆(子葉)だけを食べていますので、これから、そのように芽が出るに従って食い尽くすでしょう。


どうしようか?知恵もないので、とりあえずは培養土の袋を切り開いて覆いにしました。これならネズミが潜り込むことはないでしょう。その上にトンネル用ビニールもプチプチも掛けておいたので、多分大丈夫です。

昨日までは、ビニールシートが密着してはまずいだろうと考えて、両側に置いたプランターに板を差し渡して隙間をわざと作っていたのでした。それでは、ネズミは好きなように漁りまくれるわけです。


そして、今日のような密着作戦はいつまでも続けられないことは、私にもよく分かります。芽が出て上へ上へと伸びようとするエンドウをシートで押さえつけておくことはできないからです。


大体が、幅1,5mの軒下に1.2m幅の農電マットを敷いて育苗することに無理があるようです。庭の方から見てマットの向こう側に行くことができないのですから、、、、。


来年は、物置状となっている「ハウス」を片付けて、ネズミの餌となりそうな野菜、エンドウとかズッキーニとか、種が大きい野菜はそこで育苗し、レタスなど微細な種の野菜は軒下で、、、なんて、夢想します。


1.2m幅、長さ5mの電熱マットの四周はプランターでぐるりと囲んでいます。ポットやセルトレイに覆いのシートなどが密着しないように、板や鉄パイプを差し渡すためです。


そのプランターには、レンガを入れて重しとしましたが、グラグラするので、順次培養土を詰めてこれまでにジャガイモを播くというか、置いたりです。去年植えっぱなしのワサビがまだ生きているプランターもあります。


今日は、ネギを播く。
赤ひげ(トキタ種苗) 2プランター
松本一本ネギ(清原育種農場)1プランター


注文して、先に代金を払い込んだのに2週間も待たされてようやく今日、国華園への注文品が届きました。どうなっているの?と、問い合わせのメールを書こうと思っていたところです。


レタス類の種を10品種ほど、1袋ずつです。明日は、適当な置き場所もないけど、この種まきをしたいです。播かぬ種は生えぬ。



ジャガイモ「キタアカリ」は3kgだけ

週に2、3回は長野市街に買い物などに行くのですが、今日は早めに出発しました。春めいてきたので、早く(といっても、9時台、、、)出てもそんなに寒くはないし、道路の状態も心配ありません。


用事を済ませて戻るとき、見慣れてはいるけれど、時にいい感じに見えるV字谷、、、。


今日はこれから向かおうとする北の空が青いし、春めいた色なので、車を停めて撮影です。この撮影場所から10km先に我が家があります。


朝までにほんの少し雪が降りました。これも、見慣れた景色ではあるけれど、春の淡雪であると思えば、庭先から見るうらぶれた山村の様子も、木の枝への着雪もちょっと美しいではないかと思う余裕のようなものもあります。



妻も同行したのですが、帰宅してから昼食後、庭の雪を消雪のためにシャベルで少し突っついたあとは、ホームセンターで買ってきたキタアカリの種芋を四つのプランターに伏せ込みました。そして、1時間もかからないこのことが今日の農作業のすべてであって、働きが悪い、怠け者です。


ほんとはアンデスレッドの種イモをもっと欲しいのですが、見当たりません。ネットでなら買えるのは分かっていますが、送料もかかるし、そんなにこだわりはありません。


ジャガイモを育てれば、必ずテントウムシダマシが発生し、ジャガイモの茎葉が枯れると、そいつらはナスの株に移動して来ます。農薬を使わない私には、ジャガイモは厄介な作物です。


そうなんですが、種芋から生えた芽というか苗を、種芋から引き剥がして、植えて育てるやり方は面白くてたまらないです。


一昨年のいつだったかの『現代農業』に、こういう栽培法を実践している人の記事があったので、私はすぐに飛びついて昨年やってみました。昨年、さらに詳細な記事が載ったので、今年はこれを試す人がそれなりに多いかもしれません。