標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

豆類の「伏せ込み」

昨日に引き続きピーマン定植の2日目です。畝を作り、マルチを張ってすぐ植えるという突貫工事です。


そういうことなので、コンテナ一1つ分しか植えられないと思ったので、畑には1つ(48ポット)しか持って行きませんでした。それで正解、この2日間で89本だけのピーマンを植えました。

コン


いかにも遅いペースですが、他にも色々なことはしてはいるのです。
その一つが、豆類をこちらの言い方では「伏せる」ことで、要はポットや育苗箱ではなく、畑の一画に豆の種を密に播いて発芽させることです。


これは花豆または高原豆です。今年は初めて高原豆をつくります。


これは、ツルなしインゲンの「サクサク王子」です。


種が黒いので分かりにくいので、写真は撮りませんでしたが、黒豆300粒も伏せ込みまし」た。


あと小豆の種もあるし、ツルありインゲンの「モロッコ」も「マンズナル」もあります。


全部「伏せ込み」方式で行くのは、畝を作ったりものによっては支柱を立ててから直播するのでは、他の仕事との兼ね合いから、種まきがいつになるか分かったものではないからです。


先に種を播いてしまい、芽が出て頃合いの大きさになったのを見て慌てて突貫工事で定植する、、、、そういうやり方でないと、そのように急かされないと、私の場合仕事が前に進まないところがあります。


数日前に、ブロッコリー、黒キャベツ、コールラビなどキャベツの仲間を植えた3畝に、防虫ネット代わりのパオパオを掛けて、してやったりと、内心に満足していました。


どんな具合だろう?と、パオパオの始まりのところを持ち上げて見たら、最初の株にモンシロチョウの青虫がいました!『ゲッ!』っていう感じ。ひらひらしているのは見なかったので、いい具合だなと思っていましたが、敵もさるものですね。


面倒だけど、明日にでも全長60mのパオパオのパッカーを外して、1本1本チェックしなければなりません。


苗はごく小さいので、モンシロチョウは1株に卵を一つずつ産みつけるのでしょうかね?大き目のキャベツだったら、たとえば3個ずつとか、、、、。なんか、そんなふうになっているような気がします。


このブログには、最近セルトレイなどに何々を播いたということは記していません。ノートには、メモしてあります。


机上の播種は、止むことがなく、今年の新機軸のマルチ畝の脇に種まきすることも、忘れてはいません。今日は赤丸二十日大根を2列、小松菜を2列播きました。ピーマンが採れだして収穫などのために畝間をしきりに歩き始める前に、それなりの収穫にもしなれば、この作戦は大成功ということになります。どうなることでしょうか。


ピーマンを植える

ピーマンについては、今年はJAに「毛苗」というものを注文し、ポリポットに鉢上げして育苗してきました。


そろそろ植え時なので、軒下のコンテナ6個のうちのたった1個を畑に持って行って植えました。あと、コンテナ5個の苗がある、、、。一つのコンテナには48ポット入っていますが、全部植えるのにはなお1週間は掛かると思います。


畝を作って、すぐ植えてしまう。これは、ほんとは好ましくないのでしょうが、私のやり方です。畝を作り、雨に当てて落ち着かせてからマルチを張る、、そういう「普通の」「正しいやり方」を、私はなぜかすることができません。


出来立てのほやほやの乾いた土の畝をマルチで包んで、植えてしまう、、、。ま、如雨露で水やりをすれば、それで大丈夫です。



急にピーマンを育てる場所としたのは、ここ⑤の区画です。もともとは、家の庭の先の畑につくるつもりでしたが、」その畑には手が回りません。


⑤の区画の上部には昨年シシトウを育てたので連作になりますが、連作障害を私は感じたり見たことがないので、よし、ここにピーマンの280本ほどを押し込もう!


連日の高温で、こっちも消耗しますが、畑の野菜も日中は萎れるほどです。まだちょっと早い、小さめでもあるし、採って翌朝出荷というパターンにまだなっていません。


でも、出荷してなんぼということはあるので、ほうれん草の大き目なものは、収穫してもらいました。畑の小屋の前に水を引いているので、三つ並べたたらいで洗うことができます。


今後、秤も防曇袋も、袋を閉じる「パイロン」という道具も小屋に置いて、帰宅するまでに野菜を翌朝出荷できる姿にするのはどうかな?それは、お主に妻にしてもらう、、。


とてもいい考えのように、今は思います。


私の畑を前景にして遠望する荒倉山。午後2時ごろ軽トラで畑に向かいましたが、あまりにも暑く、やる気になれないので、あの山を越える林道を走って、まさに小ドライブ、、、、。

直売所に出荷した後、いつものまた最短の国道406号線ではなく、浅川ループライン回りで帰りました。


気分を変えるために割合よくこのルートを走りますが、今日あらためて驚いたことは、藤の蔓が樹木に絡みつき、それが満開で、まあまあ美しいということです。


山林の手入れは、ほとんどされないということですね。

裾花川の支流の楠川沿いの道路を走ると、特に藤が絡みついた木が多いようです。白色の藤も、たまに見ます。ここは〉、折橋というところです。



かなり前のことですが、柱として使えるいい杉の木は1本8千円で売れる、、、。しかし、それを引き出すのに1万2千円掛かるとのこと。これでは、大概の人が山林など顧みないのはもっともなことです。我が家でも、そうです。


栄峰という地区は開拓地と思いますが、右手には戸隠山、前方の荒倉山や砂鉢山の上に雪を戴いた北アルプスが見えて、景色のいいところです。畑に何千本ものキャベツだけをつくったりで、私などの農業とは全然ちがいます。


この湖だか溜池、、、道路のすぐ脇なのに、名前も私の頭に入っていません。また、駐車場もなく、人に眺められることもない感じです。魚釣りのための桟橋みたいなものが見える。初めて気づきました。


そんなわけで、出荷の帰り道の写真しかないのですが、今日は午前も午後もメインの福平の畑に行き、暑いので、消耗しました。