ヤツガシラ
今日はフリーの一日なのでほっとし、ゆったりと畑仕事を愉しむことができました。フリーといっても、直売所に出荷に行き、買い物でもすれば2時間以上とられます。
裾花川沿いに走る国道406号線から見る新緑は実に爽やかですが、車を停める場所がほとんどないのが難点です。いまダムの水は満杯ですが、その水の色が新緑と大体同じであるのに気づきました。
私の畑の周りも柔らかな新緑です。いうまでもなく木の種類によって色は異なります。
ホースで水を畑に引いていますが、そのホースを水路に沈めて取水するところの楢の樹は、かなりの大木です。この水は、日曜日に参拝した洞窟内の神様の下を流れる谷川から来ています。
イノシシがその谷川にのめり込んで死んでいたのではありませんが、飲むのはためらわれます。
柔らかな新緑の今年、ヤツガシラのポ、ポ、ポ、、、という特徴的な鳴き声が聞こえてきます。今年は特によく聞きます。
いまウィキペディアを見たら、ヤツガシラは日本では普通にいる鳥ではなく、長野県と広島県で繁殖の記録がある、、、程度。私が聞いているのが、ほんとにヤツガシラであるか、怪しくなりました。
東京で勤めていた若いころに、英語の勉強としてラジオドラマをよく聞きました。その中の一つにBBCの”Hoopoe”s Day”というのがあって、そこでこの鳥の鳴き声を覚えました。一度聞いたら、まず忘れられないもの。
この戸隠で暮らすようになってからは、春の今ごろは大概聞くことができます。しかし、今年は格別によく鳴く、、、、個体数が多いと感じます。
ただし、新緑が美しい樹木を棲み処とする鳥ではなく、開けた場所にいるようです。
妻は、鳥について格別な関心と知識があるのではありませんが、どうやら雉が好きなようです。今日はこの⑦の区画にオスが来て、ケーン、ケーンと鳴いたあと、羽をバタバタとさせていました。
畑から帰ったら、うちの庭からメスの雉がそそくさと向こうへ走り去りました。ヒトをそんなに恐れないところは、可愛いものです。そのうちにはカルガモのように、親子であちこち歩き回るのを見ることができるでしょう。
今日はゆったりできたいい一日でした。
畝間の通路の有効活用で播いた小松菜や二十日大根も、このようにしっかり発芽しました。
どうってことはない話のようですが、私に一つのひらめきが、、、、。それは、今後はわざと畝間の通路を今より10cmか15cm広くして、マルチ畝の脇には二十日大根か何かを必ず播くことにする。
収穫し終わったら土を均して、また何か播く。そういうことをすれば、何もしなければ雑草が生えてその根がマルチをがっちり固定する感じになるところ、そういうことはなくて、マルチを剥がしやすくなる、、、。一石二鳥ではないか!今日のテーマは、鳥。
そうは問屋が卸さないかな?うまくいったら、『現代農業』が取材に来るかも、、、、。
まあ、何でもやってやれってところです。