標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

雨の畑でくつろぐ

今日は畑仕事にはまったく向かない、雨がちの冴えない一日でしたが、一人で畑で楽しみ、くつろぐことができました。


この「ムラ」、つまり集落の集荷場に、初めてインゲンの「マンズナル」を出荷するのでなんか緊張し、集荷のトラックが回ってくるのは9時ぐらいだけど、6時20分にはブツを持って行きました。


妻には、そのままちょっと畑に行ってくるからと告げたのですが、正午近くになって帰る時に、南の方を見ても、霧が深い。


北を見ても、同じこと、、、。


こういう日には、農家というか野菜をつくっている人も、まず畑になど行きませんが、私の場合は畑に小屋があり、小屋の前にキュウリ支柱にネットではなくビニールを被せた雨除けの仕掛けがあり、さらにその先にはキャンプ用品のタープテントが張られている、、、、。


そういうメリットがあるので、いかにも暗い、陰鬱な秋の一日ですが、正直なところは、喜々として畑に行ったのでした。


それで、畑に着いたらまずは小屋に入り込んで休憩ということは、私がとかくしがちなことだけど、今日は小雨が降る中を合羽を着こんで、ニンニクの種球の残りを植え終わりました。ニンニクは、20mの穴開きマルチ畝5本に近く、2,200球ほど植えました。


それで一仕事したつもりになって、小屋で朝食のインスタントラーメンを食べ、何故か知らんけど、手近なところに500mlのペットボトルに入った焼酎もある、、、。それをほんの一口飲んで(一口というのは、ほんとか?)、そのころ激しくなってきた雨をやり過ごす、、、。


結局は、休憩または待機時間の方が長い「畑仕事」の今日の午前中だったけど、こうして好きなように、(妻もそばにいない)ゆったりできる場所があることは、うれしいなあ。



野菜の間引きということ、、、、。
今年の秋野菜に限って言えば、間引きということは、しなくていいと、大概の野菜づくりの本に書かれていることとは正反対の感触です。


「間引き菜」と言われるごく小さなもの(そういうものは、美味しい!)を除去するのではなく、もうちょっと置いとくと、野沢菜なり小松菜なりの早採りになります。


こういうのが、さっと売れます。早めに間引きをして、それをその場にただ打ち捨てるのではなくて出荷する「機微」を、今年はちょっと知ったかな?


そうは言っても、もっと早く播いて、普通の意味合いの間引きはしていない大根やら菜っ葉類の区画、、、、。 



キャベツの仲間の何を植えたか分からなかったものは、カリフラワーでした。

順調に行っている?

ブログを何日も休んでしまったけど、それは、(1)収穫・出荷と、(2)片付け・耕耘・畝づくり・種まきとの時間配分がうまくいかなかったことが一番の理由です。


今後も、このことは、うまくは解決できないでしょう。


今日もそうだったけど、朝の6時ごろ、だれよりも早くピーマンを集荷場に出荷してから長野市街の直売所に向かい、他にはどこにも寄らずに帰宅すれば、まだ8時半ぐらいである、、、。


一日目いっぱい畑で作業をする前に、売り上げを上げる行動は済ませている、、、。


これには達成感を覚えるのですが、実は、すでに疲れている。寝不足である、、、。


このところ夏を思い出させるような高温だったので、私は畑の小屋に長座布団を延べて昼寝をすること3日、、、。このことがなかったなら、大袈裟に言えば、体が持たなかったろう、、、、。


これからぐっと寒くなるようですから、気持ちのいい昼寝ってことは、もうないかも知れません。


今日だけのこと(写真)ではありませんが、小屋の後ろの④の区画には、最後に日本ホウレン草を5条播いて、完了です。合計37条。


⑦の区画は、下部のマルチ畝を壊して耕耘し、ここにもほうれん草を播きました。完了です。


⑥の区画は、紅芯大根などを収穫したあとの真ん中へんを、これから何とかしなくてはなりませんが、最上部のアスパラガス畝を挟むように、ニラを150株ほど植えました。



全部で8区画に分かれていますが、細かいことはいろいろありますが、手が及ばないで残るは⑧の区画だけと言ってもいいかも、、、。


そこには、確か200株のサツマイモがあります。もう収穫時期でしょう。でも、掘り採って出荷するのが億劫であり、自分で食べるのにも、ちっとも食指が動かない、、、、。


サツマイモは、防獣ネットで囲った区画の四分の一ぐらいを占めているに過ぎず、あとは雑草、、、。


このような野菜は、来年以降、私の場合は決してつくってはならないといま思うのですが、案外に売れたり、美味しかったりして、、、。

アスパラガスとニラ

この二つの野菜に共通することは、多年草であることです。他に多年草野菜といえば、ミョウガが思い浮かびます。


多年草野菜は、いわばほったらかしでも春になれば芽生えてくるので頼もしい、、、。しかし、それに甘んじているようでは、ロクなものにはなりません。


私の場合、特にダメで今年の売り上げわずかに千円ぐらいというミョウガが、話になりません。


今回は、ミョウガ対策は後に回して、アスパラガスとニラです。


アスパラガスの小苗を、畑に植えました。定植ではなく、育苗のための仮植です。ここには、トレイにバラ播きした苗を植えました。


ポリポットに播いた苗もあります、全部で70ポットあります。

問題は、一つのポットに6本も7本もあることで、それは、それだけの粒数の種を1ポット当たり播いたからです。


出だしから間違っているのかと思います。つまり、私のところには、優に500本のアスパラガスの小苗があるってことです。


それをどうするか?そこが、考えがまとまりません。


それなりに充実したアスパラガスなら、⑥の区画の最上部に1畝だけあります。
今ある小苗を、このように、そこそこ出荷できるアスパラガスにするには、3年はかかるかも。


でも、そこを目指して今の小苗の1本も失わないように育てたら、一番広い⑥の区画でも足りなくなる、、、。



いろいろ思うことの大方を端折って、ニラのことになれば、年に何回も収穫できるので、アスパラガスよりはニラの方が有利かも知れません。多分、そうです。


ただ、私は、気にしながらニラの収穫・出荷は、いつも遅れ遅れというか、結局まともにはしないのが実態です。


ニラは、このように、畝づくりの目印として、植えていたりします。ここでは1m間隔で植えています。


実は、ニラの苗は、アスパラガス同様に、ごっそりとたくさんあります。
これを全部植えたら、アスパラガス同様に、畑の広い面積を占領します。


小規模だけど、私はアスパラガス農家であり、ニラ農家でもあるのかな?


それはイヤだ!ってわけでもないのですが、まあ、ちょっと待ってくれ。


傾斜が少しる畑なので、大雨で土が流れるのを防ぐ土留めをニラにやってもらおう。