標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

ピーマンの毛苗

農協の人が、昨年暮れに注文しておいたピーマンの毛苗を届けてくれました。


その苗を見て、プロは違う!とほとほと感心しました。何という優秀な苗なのでしょう。夕方近く、届いた苗は250本ですが、96本はポットに鉢上げしました。


この苗の根が掴んでいる培養土はほんの少しで、私なら怖くて、このような小さなセルのトレイに播くことはできません。それが、ちゃんとできている、、、、。多分、誰かが農協の委託を受けて播種・育苗したのでしょうが、見事な技術に脱帽です。


私が250本のピーマン苗を注文したのは、今年は妻の手助けもあるので、直売所だけでなく農協にも出荷しようと考えたからです。この地区の「野菜部会」にも、今年から加入させてもらいました。


毛苗という言葉は、このようにセルトレイなどに植えられた小さな苗という意味でしょう。いくらだったか覚えませんが、ポットに植えられたそれなりに大きな苗だと、農協でも安くはないです。毛苗で十分。自分でポットに植えれば済むことです。


午前中は妻と福平の畑に行きました。雪は、私の畑については完全に融けました。日に日に雑草の緑が濃くなります。


雑草でも、ハコベやナズナなら、私はあるのがむしろ嬉しいぐらいです。それは地味の豊かな畑の証拠と、自画自賛的ですが、堆肥を2トン車で運んでくれる人が(この人はこだわりのある堆肥作りをしていて、現代農業に記事が載りました)、いい畑だと褒めてくれました。


問題なのは、そういういい草だけではもちろんなくて、オオイヌノフグリ、こっちでは「馬ズイコ」と呼ぶギシギシ、外来のハルジョオンなどもあります。


雪の下で耐えて生き延びる野菜は、ネギの仲間は1本でも枯れませんが、採り残しのリーフレタスなども寒さと雪に強いです。

初めて知ったことは、パセリがいけること、、、。それなら、今年はそのつもりでやってみます。何しろ、春3月4月には出荷するものがないので、、、。ニンニクの芽というか葉ニンニク、それとエシャロットに注目したのはラッキーでしたが、パセリも少し遅れるけど、4月半ばには採れそうです。


今年の大雪で、2年前の地震で傾いた小屋が、さらに歪みました。見るのも辛いですね。去年から週一で手伝いに来てくれるTさんと共同で、何とかしたい。道具がないので、ロープをかけて軽トラで左側に引っ張ってみようか、、、。まずは、Tさんに相談の上ですが。

一週間ぐらい前になりますか、市報と一緒に配られたリーフレットにより、俄然この地区の旧跡や巨木に興味を持つことになりました。


福平の畑から帰るのには、三つのルートがありますが、ちょっと大回りのルートを走れば、このようなものもあります。


立札の文言を読めば、何か勝手に本陣を名乗ったみたいですけどね。今は、この家は無人で、隣の家も無人です。


昨夜は、農家組合の引継ぎがあって、一年間の務めは終わりです。今度組合長になる人は、わが家の親戚筋・一族の人ですが、88歳になったと言われました。こういうお年寄りがムラの役をせざるを得ないのです。家の並び順で行くので、そうなるのですが、ご本人はまあ積極的です。


幸せな田舎の暮らしと思います。毎日することがあって、私が長野(市街)へまたメインの畑に行くのには、この人の家の前を通るけど、管理機を動かしたり鍬で中耕していたりするのを見かけます。


本気でやる畑は別の場所に広くありますが、今年もトラクターを動かすのでしょうか?


午前中、蕪の種播きをしたかったけれど、葉ニンニクとエシャレットの収穫で終わりでした。午後出直しましたが、不気味なぐらいに暗くなっていきなり雷鳴。そして、雪が降ってきました。


これはダメだねと、退散しました。


今夜もまた、今度は祭の進行係を仰せつかっているので、地区のセンターに行きます。一年間よろしくと、日本酒1本を持って行きます。昨夜も、一年のご協力ありがとうございましたと、1本持って行きました。


出費は、どうってことはないです。ほんとに飲むのが好きなムラ人たち。私も嫌いではないです。

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