いつまでもチャレンジングなナス
少し前に最初の紫色の開花を見たのは、このナスの一本かと思います。今日何気なく見たら、一番果が膨らみ、二番目の花も咲いていたので、うれしかったです。
そして、今年こそ収穫したら「切り戻す」ということを実行したいものと思いました。
あの本を読んでから数年、毎年そう思うのですが、できません!
このナスの1本を上から見ると、3本仕立てで均等に葉が広がっていていい具合ですが、これは誰でもできることです。
この一畝に19本植わっていて支柱を1本ずつ立てましたが、一番端から見ると支柱のぶれが全くなくて、18本が1本目の陰に隠れている、、、、我ながらよくやったなあと思うのですが、ナスの生育や多収には、まあ関係はないです。
山蟻というのか、赤蟻というのか、積極的に噛みついてくる蟻がたくさんたかっている一本がありました。どうしようか?畑の小屋に殺虫剤スプレーがあったので、ポリマルチに円く吹き付けてナスの木を揺すったけど、蟻どもはしがみついてあまり落ちないので、少し遠くから葉裏にジェットしました。
そうしたら、パラパラと落ちてパニック状態になりました。蟻にも効くのですが、私の目に見えるところであるマルチの上で息絶える蟻は一匹もいないのが、なんとも不思議です。マルチ脇の二十日大根や雑草の茂みの中まではみなたどり着き、生き延びたのか、ご臨終だか分かりませんでした。
とにかく、しばらく経って見たら、ナスに取りついている蟻は1匹もいませんでした。効果、蟻ですね。
そんなことで遊んだようなものですが、雲を見て楽しむこともできました。
数日前に、富士山にラピュタのような雲という映像を見ましたが、小規模だけど、それと似た雲です。
今日は、収穫無しで、さみしい。収穫する野菜が、ないのです。
夜なべ仕事の野菜の袋詰めがないので、時間の余裕が蟻ます。収穫したら切り戻しのポイントを確認しましようっと、、、。
ポイントは、こういうことです。
主枝と側枝2本か3本、合計3本または4本の枝には、それぞれの枝には10個程度のナスの実が着きます。
「着きます」とこの本には、あっさりと当たり前のように書かれていますが、そんなに着くかなあ?私の場合は、そこが問題で、着かないとしか言いようがないです。
多分、多くの家庭菜園でも、さらには農家でも、ナス栽培のプロでなければ、そうなんじゃないかなあ?
この本は、言います。それだけでは30~40個程度しか採れない。しかし、収穫時に切り戻すと、下にある芽が成長して。そこで何回も採れる。平均で3回収穫できると、120果以上採れることになる、、、、。
たしかに、理論上はその通り。でも、私の場合は、全然そうはなりません。どういうこと?切り戻ししたくても、そこまでいかないのです。
よし、切り戻しだ!とばかりに、一昨年でしたか、スパッと切ったのは、大事な側枝そのものでした。
この本には、1本のナスの「樹」についての驚くべきデータが、4ページにわたって示されています。すべての花の開花日、収穫に至った場合は収穫日とその実の重量、開花から収穫までの日数。この1本のナスから、これは私が集計したのですが、合計210果の収穫があったのです!
たまたま、このナスの1本のデータを取ろうとしたのがそうであって、結果的にはもっとたくさん採れたナスもあったことでしょう。脱帽です!
私は、100個採るのが悲願ですが、去年までで最も多くても、たぶん50個行ったかどうかですね。