標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

ピーマンにフラワーネット

ピーマンは実の重さで枝が折れやすいので、どのような支柱を立てたらいいか、毎年悩みます。今年は特に農協出荷をすべく280本ほどつくるので、今年こそこれぞという方法を確立したい、、、。


しかし、不満があるフラワーネットの採用です。不満があるというのは、一番には片付けが大変で、昨年は「頭にきて」ネットごと枯れ枝を燃やしてしまいました(笑)。


もう一つの不満は、フラワーネットをたくし上げようとしても、あちこちの枝が突っかかって、上にあげることができないからです。


この点は、でも、この前畑に来てくれた若い女性の技術員さんが、目から鱗が落ちるような方法を教えてくれました。

それは、適当な高さにネットを張っておいて、ピーマンの枝の先が網目を突き抜けるのを待っていればいいということでした。


そうなった後は、どうしようか?2段目のネットを張る?それでは、収穫にイライラが募るなあ。


夏の果菜類は、何であれ誘引や整枝が面倒でもあり、そこがポイントでもあります。
ナスの整枝を忘れていたので、一番果の下までの腋芽は鋏で切り取りました。それは簡単な作業だけど、その後どう誘引していくか。


私にはまだこれっという誘引法が確立していません。それなのに、一部は胡瓜支柱 + 胡瓜ネット に誘引しようとしていますので、、、、。


トマトは、胡瓜支柱 + 胡瓜ネット に、無理やり這い上らせる、、、。私には、これしかありません。方法が、確立しています。雨除けなどは、考えない。


胡瓜ネットがたるんでいるのが気に入りませんが、そのうちに、そのことはどうでもよくなるはずです。


株元の腋芽は3,4本除去して、風通しをよくした方がいいんじゃね?と思わないでもないですが、敢えて一つも取らずに、鬱蒼としたトマトのアーチを現出してみようと思います。


今日は妻に代わって、私が久しぶりにエンドウの収穫をしました。エンドウは、いけるし、育てるのが面白いし、手が掛からず簡単ですね。なるだけなって(実って)、ある時期になると真っ白なうどんこ病になって、終わり、、、。


この時期まで引っ張って、まだ採れるのは、私には初めてのことです。


このあたりでは毎日、夕方になると激しい降雨です。今日など、煙が立ち上っているような垂直の雲が見られて、あれが捩れると竜巻?と、恐慌しました。


昨日も今日も、急いで軽トラを発進しましたが、読みが甘いようです。家に着くまでに、ワイパーを最高速にしないとならないような雨になりました。


いろいろ、思うようにいかないことが多いですが、やることが山ほどある野菜づくりは、愉しい、、、、。

悲惨な状態の庭先の畑

出荷に行って帰宅したら妻の姿が見えないので、庭に戻って呼んだら、庭先の畑から返事がありました。スナップエンドウを収穫しているのでした。


まだ採れるのかと思って久しぶりに畑に踏み込んだら、長いこと目の前の畑をないがしろにしたことが、しみじみ情けないことに思われました。


今年はエンドウの取り組みが遅れたのですが、その分このように「遅出し」ができて、今ごろエンドウを出荷するのは私だけかも知れない感じです。


それはいいのですが、庭先の畑の、いわば荒れようは、悲惨でため息が出ます。
一番上の庭に近いところは、春先にはビニールトンネルを張り、セルトレイを多い時には40枚ぐらい置いて育苗し、毎日何度も足を運んだ場所です。


そこに今は鮮やかな黄緑色のキクイモが上へ上へと伸びようとしていますが、キクイモには参った、負けたというところです。


育苗の場所として春先に耕した時に、掘り返された「イモ」は取り除いたつもりですが、見逃したイモは数限りなくあったということです。キクイモは、いったん導入したら、駆逐するのは難しいと言っていいでしょう。


秋の終わりごろに、キクイモはよく売れます。だから、これでいいか。でも、収穫・出荷用なら畝も作り、施肥もするところ、雑草として勝手に生えているここのキクイモなので、ロクなものにはならないでしょうかね?


エンドウは、私は有力・有利な作物と思って毎年つくりますが、今年は上記したように取り組みが遅れた分、かえって売れ行きがいいのです。思い返せば、葉物野菜などは売り場で外葉が黄色くなればもう売れないけれど、エンドウだけは、売れ残ってバックヤードに移動されたという記憶がありません。


播き時を間違えなければ、春と同じような気候に少しはなる秋に収穫して出荷することができます。いつごろ種を播いたらいいか、、、それが頭にしっかり入っていないところが、私の弱さです。


野菜づくり日記は、毎年ノート180ページぐらいになるけど、読み返さない、生かさない、、、。

キクイモの群生、胡瓜支柱に育てたエンドウ、、。これらは、問題ないです。


問題は、その先、真っすぐ南北に畝を作れば40メートルほどありますが、何も育っていないのです。


忸怩たる思いで今あれこれ計画を立てるのですが、これまで何度かしたした草刈り・耕耘をしたら、すかさず、また雑でもいいから、種まきをすることにしました。


よし、やるぞ!先ほど、赤丸二十日大根の種袋を20袋、ネットで注文しました。そうでなくても、秋野菜の種ならたっぷりあるけど、、、。


また、冬越しの野菜を、ここにつくる。それも、適期に、上手に、、、。


どうなるかなあ。

冴えない一日だった

午前と午後、メインの福平の畑に行きましたが、蒸し暑くて本気で作業する気にはなれませんでした。


そして、昼休みと言ってよい時間に直売所に出荷に行きましたが、街中はもっと暑い。それも面白くないし、今日の出荷物は葉物がないので少量であり、このことが一番面白くないわけです。


5時過ぎに雨が降ってきて畑から退散しましたが、そのことも、もちろん面白くなかったです。


大体は楽天的な方ですが、畑からの帰りがけに、飯縄山を望む鬱陶しいような景色を記念に撮りました。


あとは、タデ科の雑草にカメムシの仲間が集合しているのが興味深かったので、接写を試みました。50匹ぐらいいたのが、うまくとらえられませんでした。


この虫は、あちこちで見かけます。でも、なんでここに50匹もいるのだろうか?どうでもいいようなことですが、なんか始まるんだろうかと、しばらく見ていました。


ピーマンの畝の間に育てた小松菜、青梗菜、葉大根、春菊がいかにも邪魔になって来たので、刈り払いました。雑草とともに、ピーマンより背が高く、トウ立ちしかかって伸びているので、売り物にはならず、刈り払うより外はありません。


これ、いい具合に敷き藁代わりになるんじゃないの?と思ったら、気分が晴れました。畝間に雑草が生えるのを抑える効果が期待できそうです。


とにかく、今ごろの時期にアブラナ科の葉物野菜を育てるのは、難しいですね。アカザ科のほうれん草も、キク科の春菊、レタス類も難しいです。


今日の収穫は、ニンニク、パクチー、二十日大根、ズッキーニだけ。6月には採り切れないほどいろいろあったのに、ずいぶんさみしいことになりました。


しかし、軒下のセルトレイが、また枚数が増えてきました。今の時期にこんなにいろいろなものをセルトレイに播いて育苗する遊び人、または素人は、そうはいないだろうと自分でも思います。


奇をてらう、そこに何とも言えない面白味があるのです。