標高900mの畑、戸隠での野菜づくり

『農家日記』を付けていますが、その補遺のようなものです。
補遺というよりは、写真も貼り付けたりすれば、野菜づくりについては、こっちの方がメインの記録になるかな? (2017年3月1日)

案ずることはないトマト苗

ピーマン定植の今日は3日目で、第4畝と第5畝を成形し、マルチを張ったらすぐに、今日は妻に植えてもらいました。


株間70cmですから1畝30本ほど、合計約150本植えたことになります。ペースは遅いけれど、まあまあうまくいっていると自負しています。


何より、この区画を今日一番上まで測りましたが、ピーマンは全部この⑤の区画に押し込めることができることが分かりました。すっきりしています。


それに、サカタの「福耳」という大型のシシトウも種を取り寄せて播いたのですが、発芽・育苗に失敗しました。ピーマンだけでいいと思っています。


それで、トマトのことはまだ考えられないのですが、ホームセンターで3本だけ買ったミニトマトの「アイコ」は、パオパオの中なのでよく見えなかったところ、今日めくってみると、頼りなく細い草姿ですが、もう花も咲いています。


これは脇芽を得るための3本です。
トマトも、私の場合は発芽と育苗にまず失敗するだろうと思ったので、念のために3本だけ苗を買ったのです。


これだけではとても足りないので、「アイコ」の種は買い直してポットに播き、発芽を確認しない状態で、葉タバコをつくる人の育苗床に置かせてもらいました。


葉タバコをつくる人は、さすがに育苗のプロです。一つの欠株もないですが、実のところ、かなりのひょろひょろ苗です。それでも、仕方ありません。

ミニトマト「アイコ」は18m長さの胡瓜支柱2本につくりたいので、私の手元で何とか苗になったものと、タバコ農家に育苗してもらったのを合わせても、苗が足りません。


だから、脇芽採り用の苗を買ったのですが、私が期待していたのは、去年アイコをつくった場所には地上に落ちた実から芽が出ているだろうということでした。


案の定、たくさん芽生えていたので、大き目のものを掘り上げてトレイに植えました。ちゃんと苗となるでしょう。


ただし、今までこのようなことをしたことがなくて、いざ実った場合に、純正のアイコになるかどうかは不明です。「ミニトマト」として出荷するから構わないようなものの、また非常に不味いトマトになることもないでしょうが、実験だと思って別の場所に育てることにします。


トマトは生命力が強い植物で、脇芽を採って挿し木すれば、私などがやっても、ほとんど100%発根します。茄子の脇芽を挿し木してみましたが、0%、素人には無理です。


アイコ(サカタのタネの主力商品)は、私も大好きなミニトマトで、大好きという意味は、食べて美味しい、、、。育てて出荷する立場からは、アイコは露地であっても、裂果しないのです。


その上に、何の農薬も使わず、脇芽掻きも誘因もしない放任栽培に耐える、というより、向いていることを、発見しました。だから、今年も同じつくり方です。


ピーマンを植え終わったら、トマトやナスの畝もつくらねばなりませんが、思わぬ伏兵として、サツマイモ苗200本がJAから届けられました。


こっちを先に片づけなければなりません。仕方がない、ナス科の果菜類のように施肥と誘因についてあれこれ考える必要はなくて、無肥料の方が美味しいイモになります。気楽に畝を作って、気楽に植えてしまおう、、、。


問題は、その後です。どうやらサルが農耕文明の緒についたみたいで、植えたばかりの苗を引き抜くし(こんな小さな植穴じゃダメだとばかりに、マルチの穴を広げて、苗は近くに放りつけます、、)、収穫期になると人間が試し掘りをするようにイモだけ掘って、遠目には蔓は青々という巧妙な技を使います。


JAのサツマイモ苗は〉、なぜか安いので、ついうかうかと注文してしまいました。1本当たり19円なのです。

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